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2月の半ば、
冷たい風と共に、
また吸血鬼の気配を感じた。
すれ違い様、
異様な雰囲気だと、俺はすぐに感じた。
その謎の吸血鬼は、明らかに俺を意識した。
俺を探したわけでも、つけたわけでもなさそう。
だけど、目が合った瞬間、
その古い切り傷のある顔を俺に向け、
ウィンクした。
見たことがあるような、いや、無いような。
記憶がない。
"Hey, BOY！"
その一言に、少しだけ寒気がした。
ボーイって、俺は二十歳超えてるっつの。
心の中で平静を保ち突っ込んだ瞬間、
あっという間のことだけど、
わずか30センチの距離まで近づき、
耳元で告げられた。
"( お前が何かを探しているなら
それはコロラドにある)"
何者かも告げず、去った姿を俺は追わなかった。
深追いして良いかどうか、その答えを頭ですぐ見つけ出すことが難しそうだったから。
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apple - 昨日１から全て読ませていただきました！とても面白くて、次の展開がどんなものになるのか気になります。更新楽しみにしてます！ (2017年1月30日 5時) (
レス) id: 62dbafa79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年1月10日 19時
