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「…だめ、っ」
「…だめなの？
ほんとかな？」
「ん、」
顕嵐は知ってる、だめじゃなくて、
むしろイイってこと。
だけど、やっぱりおかしくなる自分を見られるのが恥ずかしくて、
つい、抵抗してしまう。
そんな時、顕嵐は無理に続けようとしない。
言葉は強気でSな表情を見せるけど、
すごく、優しい。
顕嵐は穏やかに微笑むと、動作を中断し、
「可愛い。
もう繋がっても平気？
てか、俺が我慢すんの限界。」
自分がしたいという建前で、
次に進んでくれる。
「顕嵐、」
涙目になるのが分かる。
「…大丈夫？」
見下ろす目線が優しい。
「…ごめん、」
「A…？」
「ううん、幸せで泣きそう。」
一瞬目を丸くした顕嵐に、
涙目の理由を答える。
「私も、顕嵐と一つになりたい。」
照れずに伝える。
「…ほんと可愛くて、
手放せないんだけど。」
そのまま、私の頭を撫でてくれた。
そして、柔らかい表情のまま、
愛情を溶かし込むかのよう、
身体を深く沈めた。
その後のことは、
頭では覚えていない。
でも、心と身体が
しばらく火照るくらいに、
しっかりと焼き付いたのは、
顕嵐に身を任せ、
中に入ってくる感覚、
そして奥まで響く疼き。
顕嵐のくれる快感と愛に悶え、
何度も顕嵐の名前を呼んだ。
そして、
好き、と連呼した。
下から見上げる顕嵐の表情は、男の人の顔だった。
初めてじゃないけど、
久しぶりに求めてもらえて、
私も求めることを許されて、
激しく、優しく、繰り返し、
お互いに触れ、お互いを刺激し、
私の意識がなくなるまで、通じあった。
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apple - 昨日１から全て読ませていただきました！とても面白くて、次の展開がどんなものになるのか気になります。更新楽しみにしてます！ (2017年1月30日 5時) (
レス) id: 62dbafa79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年1月10日 19時
