Prince of Vampire 2 (ページ35)

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顕嵐とは、普通に大学生活を送り、
時間のある時は放課後デートを重ねた。

土曜日じゃなくても、
平日の夜泊まりにきてもらっては、
そういうコトをしてしまう。

毎日じゃないけど、断る理由とか、ないから。

そして月曜日の夜に顕嵐はこんなことすら言っていた。

「今日の俺、つまんない？」

ベッドの中で、抱き合いながら。

「え、全然。なんで？」

「そっか、ならいいけど。

いや実は今日土曜じゃないからさ、Aのこと全力で満足させてあげられるか不安だった。」

「そんなこと、不安にならなくていいのに。」

たしかに土曜日と比べると、夜通し何度も、ではなく、割と早めの時間に寝かせてくれる。

色々理解して協力してあげたいけど、血がたぎるって大変なんだなと、ぼんやりと思った。

「…A、俺のこと好き？」

「うん、好きだよ。」

「…俺の方が好き。」

「どうしたの？
今日は甘えてくるね、」

「…わかんないけど、
Aと初めてしてから、
前より離れたくなくなった。」

「…顕嵐。」

見つめ合うことが合図。

顕嵐のキスマークが
今日も増えていった。