Prince of Vampire 2 (ページ34)

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＃me

月曜日になり、顕嵐と二人、普通に大学に行く。

海斗を見かける。

「おはよう。」

笑顔で話しかける。

すると、

「…おはよう。」

少し間が空き、こちらをチラチラ見ている。

そのまま別の講義へ向かい、顕嵐と二人きり。

「さっきの海斗、変だったね。」

「そう？
なんかあったのかな？
ま、後で聞くか。」

顕嵐は気づいていない様子。
しかも適当。

……

講義が終わり、顕嵐と別行動になるタイミングで、海斗のところへ向かった。

「海斗？」

「A。」

とりあえず海斗と二人、テラスへ向かった。

「A。大丈夫？」

私が今朝のことを聞くより先に、
逆に何かを心配された。

「え、何が？」

「いや、何がって。俺、たった今、顕嵐におめでとうってメールしたよ。」

「え、？」

でも、キラキラした目の海斗を見て、何のことを言っているか、何となくわかってきた。

「させたんだろ？顕嵐に。」

「…っ、え。」

顕嵐がわざわざ言うはずない、

「いや、お前分かんないわけ？彼氏の変化。」

「何が？」

「朝、顕嵐を見た時俺はすぐわかったね。

いつも以上にキラキラしていた。

男として、こう、スッキリしたような、表情が、覇気が違った。

Aもついに、顕嵐のものになったんだ…。」

そういうこと。

「恥ずかしいこと言わないでよ、

なんでそんな見るの、」

わざわざ心配して会いにきた私がバカだったかも、なんて思っていた。