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＃Aran
朝の行為を終えた後、
恥ずかしそうに下着をつけるA。
見ないでと言われたから仕方なく後ろを向く。
脱がしたのは俺なのに。
下着どころか、もう全部見たのに。
…まだ足りないけど。
「顕嵐、朝ごはん食べる？」
ぶっちゃけどっちでもいい。
Aが食べたい。
でも、彼女は人間だから、
そして俺は一応彼女の王子様だから、
「うん。もう8時だね。食べようか。」
なんて言い、彼女を抱き抱えて一階に降りる。
「顕嵐、」
朝食の支度中も、後ろから抱きつき、Aの体温を感じる。
Aは手を止め、俺を見た。
「なに？」
「危ないよ、コーヒーかかっちゃう。」
「じゃあ俺が注ぐ。」
片手をAの腰に、もう片方の手で器用にコーヒーを淹れると、感じるAの視線。
「顕嵐、今日ずっとこんな感じなの？」
「土曜日だから多分。それに昨日の今日で前よりAのこと好きになったから、離れたくないんだ。」
俺の甘えた言葉に、面倒そうな顔をされると思いきや、微笑んでくれるA。
「どうしたの？」
「いや、幸せだなぁって思って。」
え、
「本当に？」
「うん。本当。」
その言葉に、Aを包む腕の力を強める。
「ありがとう。」
「ううん。私こそ。」
そして、
「今日は土曜日だし、お家デート、しようか。
顕嵐が好きなスピードで動けて、私と好きなこと出来るもんね。」
Aは悪戯そうに笑った。
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2016年12月2日 17時
