Prince of Vampire 2 (ページ31)

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＃me

「ん、、」

朝の日差しに目が覚める。

手を動かそうとすると分かる、顕嵐の手の感覚。

握ったまま寝たんだ、、

記憶を辿る。

そして、今自分が下着を身につけず、代わりに顕嵐にあげた大きな部屋着一枚を纏っていることに気が付いた。

「A、起きた？」

顕嵐が隣で動く。

そして、

ギュッ

と背後から抱きしめてくる。

「おはよう。」

その鍛えられた身体の重みに、昨日の夜のことを思いだす。

恥ずかしい、けど、幸せだった。

首筋に顔を埋める顕嵐。

「顕嵐、お、はよう、

んっ、」

朝からキスを降らす。

「こんな状態で呑気におはようって言えるの？

A、下何も着てないよ。」

顕嵐の手が、私の羽織る部屋着の中に入る。

「…起きてたの？」

「うん。俺は眠らないよ、土曜日は。」

「そっか、私だけ寝かせてくれたんだ、ありがとう。」

「いいよ、Aのこと好きだから。」

そのまま顕嵐は私のことを強く引き寄せる。

昨晩したばかりなのに…。

「ごめんね、これが俺の本性。

Aにしか見せらんない。」

そう言うと私の鎖骨に唇を這わす。

「ん、」

顕嵐の柔らかな髪をくしゃっと掴み、全てを受け入れる。

朝から、という恥ずかしさも、
起きていてくれた顕嵐には関係ない。

「、っ」

私が気持ち良くなった頃を見計らい、

「またしたい、ダメ？」

「う、ん…」

顕嵐は再び腰を沈めた。