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木曜日。
朝はAと一緒に大学に向かった。
「Aちゃん、おはようさん。」
Aと語学が一緒の平野が現れる。
「おはよう、紫耀くん。」
「顕嵐もおはよう。」
ついでに俺にも声をかけてきた。
「ああ、おはよう。」
「今日、語学、休講やねんて。」
平野はヘラヘラしながらAに話しかける。
「うん、掲示板で見たよ？」
「残念やな思って。」
「紫耀くんって英語が好きなんだね。」
Aが不思議そうに言う。
正直今の噛み合ってない。
と思うのは俺だけ？
Aは天然…？
「Aちゃん今日暇？」
「え？」
「良かったら一緒に買い物行かへん？」
「え、」
一瞬間が空くA。
「平野、悪いけど。」
俺が割って入った。
「Aは今日俺とデートなんだ。」
「デート？」
平野は不思議そうな顔。
「俺ら、付き合ってるんだよね。」
俺はAの腕を掴んだ。
「…ふーん。」
平野はきょとんとした顔で口を尖らせた。
「…わかった。
ほなデート楽しんでな、また。」
爽やかに手を振り去っていく。
「顕嵐。」
Aは何か言いたげな様子。
デートの予定あったっけ？
そんな所だと思う。
「デートしようよ？
どこ行きたい？」
俺はAの腰に手を回した。
「ショッピング。」
Aの笑顔が、眩しく輝いた。
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2016年12月2日 17時
