吸血鬼の私と狂愛王子

食事 ページ37

るぅと視点

はぁースッキリした！

今日は6人でお風呂に入りました

ジェルくん達血の匂いして臭かった…

お風呂場であの男兵士のことなどを聞きました

向かいの家に地下なんてあったんですね


今はリビングでご飯を準備しています

Aさんは6人のご飯を一人で作るなんて凄い…

ななもり「手伝うことある？」

『あ、そこにあるスプーンをテーブルに並べてもらえます？』

ななもり「うん、わかった！」

ころちゃんのジェルくんは堂々と椅子に座ってご飯を待ち構えていますよ

『で…きました！』

さとみ「今から運ぶからウロチョロすんなよ〜」

莉犬「二人とも、自分で運んでね？」

莉犬がそう言うと

ジェル「なーくん、俺の分も持ってきてちょうだい！」

ななもり「えぇー…」

嫌がりはしているけど、ちゃんと持ってきてくれている。

ころん「るぅとくん！るぅとくん！」

るぅと「なんですかぁ？」

予想はついてますけど

ころん「………」

僕の目を見つめて、持って来いって目で語ってる

そんくらい言えばいいのに…

るぅと「はぁ、今回だけですよ？」

2人分の皿を持ち、テーブルに置いた

僕もなんだかんだ言って、ころちゃんに甘いのかもしれない

Aさんが手を拭き、椅子に座る

すとぷり「………」

『…？食べないんですか？』

さとみ「俺たちだけ食べるっていうのもなんか、申し訳ないっていうか…」

テーブルにあるのは 僕たちの分の6枚の皿

そっか…Aさんは飲料以外は人の食事を取ることができない

『…！気にしなくていいですよ笑ご飯食べ終わったらななもりから(血を)貰いますから』

クスッと微笑んで言ってくれた

ななもり「うん！いくらでも吸っていいからね！」

莉犬「それは流石に…」

ぐぅう〜

え？ころちゃん？

ジェル「どんなけ腹すいとんねんw」

るぅと「もう、ころちゃんってば！」

ころん「しょうがないじゃん！？」

さとみ「まあいいだろ？じゃあ、いただきます！」

すとぷり「いただきます！」

一斉にシチューに飛びつく

少食の莉犬ですらお代わりをしたほど美味しかった


いっぱいみんなと話して、楽しい時間を過ごした

それに、こんなに賑やかな食事は久しぶりだった


ぐぅ…

ん？

『…//す、すみません！』

顔を赤くしたAさんが可愛い過ぎる

ななもり「そろそろ飲む？」

『はい…』

ななもり「じゃあ別室行ってくるから、みんなは歯磨きとかしててね」

少しニヤッとした後部屋から出て行った

なんかずるい…



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次は夢主ちゃんの食事です！

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