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そう言ってまた走り出した如月さん。
思わず、後ろ姿を目で追いかけてしまう。
鵜久森「 ふふ、如月さんらしい理由ですね 」
九条「 え？ 」
鵜久森「 あ、いや。如月さん、普段は冷静でクールって感じだけど、意外と抜けてるところあったりするので 」
九条「 …よく見てるんですね、如月さんのこと 」
そう言うと、鵜久森さんは少し照れ臭そうに笑って言った。
鵜久森「 憧れなんです、私の 」
九条「 憧れ、ですか？ 」
鵜久森「 はい！実は、いじめの前もいじめの後も、私への対応がまったく変わらないのは如月さんだけだったんです 」
九条「 なるほど… 」
鵜久森「 たまに言葉がきつかったりするんですけど、それも、何となく「気の使わない友達」感があって嬉しくて。
って、あ、なんか気持ち悪いですよね！私…… 」
嬉しそうに如月さんのことを話す鵜久森さん。
急に我に返ったように、恥ずかしそうに口を噤んでしまった鵜久森さんを見て、思わず口角が緩んだ。
九条「 友達になれると思いますよ、鵜久森さんと如月さん 」
鵜久森「 ふふ、なれると思いますか？ 」
九条「 …はい、思います。きっと、なれます 」
鵜久森「 なれたらいいなあ 」
そんなことを言いながら歩いていると、あっという間に学校の校門近くまで歩いていて、鵜久森さんと目を合わせる。
力強く頷いて見せた鵜久森さんに、私も力強く頷いた。
鵜久森「 じゃあ。 」
九条「 はい。頑張ってください 」
鵜久森「 はい！また、後で 」
ゆっくり歩き始めた鵜久森さんの背中を、しっかりと見守る。
鵜久森さんと別れてから、先ほど鵜久森さんが「憧れだ！」と言っていた、如月Aさんについて考える。
一周目。
彼女は、鵜久森さん同様に、亡くなった。
ただ鵜久森さんと大きく違うのは、「他殺」であったこと。
文化祭の日、3年D組だけの後夜祭が終わったあと。
クラスメイトたちと別れた彼女は一人で帰路につき、その後、彼女のストーカーだった人物に⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯、
『 先生？ 』
九条「 っあ、如月さん 」
『 おはようございます。大丈夫ですか？なんか辛そうでしたけど 』
九条「 あ、いえ。気にしないでください 」
『 …そうですか 』
校門前に立ち尽くしてる私を、心配そうに覗き込む如月さん。
如月さんが目の前にいる事実に、安心する。
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怜奈(プロフ) - 続き更新楽しみにしてます☺️ (2月19日 11時) (
レス) @page15 id: 7742aa0a22 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続き気になります！！😂 (10月5日 7時) (レス) @page15 id: 7635846965 (このIDを非表示/違反報告)
kmmWSHHG1OxKdoJ(プロフ) - サトウさん» すみません！ありがとうございます！ (10月1日 14時) (レス) id: afdfa33498 (このIDを非表示/違反報告)
サトウ(プロフ) - kmmWSHHG1OxKdoJさん» ありがとうございます😿💘 非公開にしてたのですが、もう一度公開しました👍🏻 (10月1日 13時) (レス) @page12 id: 3c8b522ccf (このIDを非表示/違反報告)
kmmWSHHG1OxKdoJ(プロフ) - 消されちゃいましたかね？！Tiktokのお話めっちゃ好きでした😖✊🏻あーいう絡み系めっちゃ出して欲しいです！投稿楽しみにしています💬💞！ (9月18日 22時) (レス) id: afdfa33498 (このIDを非表示/違反報告)
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