拝啓、人を信じぬ貴方へ ページ13
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鵜久森さんとの待ち合わせ。
少し早めに着きすぎたため、ベンチに座って待っている。
まだかまだかと待っていると、少しだけ俯いてる鵜久森さんが見えて、思わず立ち上がって駆け寄った。
九条「 おはようございます、鵜久森さん 」
鵜久森「 おはようございます 」
できるだけ優しい声で、にっこりと笑って挨拶をすると、鵜久森さんも少しだけ微笑んで挨拶を返してくれた。
鵜久森「 正直、家を出るのが怖くて。何度も辞めようかと思って。
でも、先生に「やっぱり行きません」とも言いづらくて 」
九条「 それは…ごめんなさい 」
知らず知らずのうちに、鵜久森さんに圧をかけてしまっていたのではないかと不安になって、思わず謝った。
けれど、鵜久森さんはそんな私の姿を見て焦ったように言う。
鵜久森「 あ、いえ！違くて。そういう意味じゃなくて。
あの、本当気にしないでください。自分のためだけだったら行かなかったかもしれないけど、先生のおかげで家を出れて…
なので、「ありがとうございます」って伝えたくて 」
緊張したように言う鵜久森さんを見て、思わず鼻の奥がツンとした。
そうだ、私は、生徒のこういう顔が見たくて教師になったんだ。
暖かい気持ちと同時に、1周目では助けられなかった悔しさも同時に感じた。本当は、こんな優しい笑顔で笑う子だったのに。
九条「 いえ、約束したので。鵜久森さんを独りにはしないと 」
鵜久森「 でも、学校の近くに着いてからは一人で行きますから 」
九条「 大丈夫ですか？ 」
鵜久森「 いや…行くと決めたのは、自分なので 」
私にそう言った鵜久森さんの瞳には、確かに、強く揺るぎない「覚悟」が宿っているように見えて。
彼女は、自分自身の力で闘おうとしているのだとわかった。
九条「 では、行きましょう 」
鵜久森「 はい！ 」
そう言い鵜久森さんと数歩進んだ時、後ろから走るような足音が聞こえて、思わず後ろを振り返った。
鵜久森「 如月さん？ 」
『 あ、鵜久森さんと九条先生。おはようございます 』
九条「 おはようございます 」
どうやら走っていたのは彼女らしい。
普段は冷静で余裕のある表情が多い彼女が、汗を滲ませて焦ったように走っているのが、なんとなく心配になった。
九条「 Aさん。そんなに急いでどうしたんですか？ 」
『 委員会の仕事頼まれてたの忘れちゃって。じゃあ、また後で 』
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怜奈(プロフ) - 続き更新楽しみにしてます☺️ (2月19日 11時) (
レス) @page15 id: 7742aa0a22 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続き気になります！！😂 (10月5日 7時) (レス) @page15 id: 7635846965 (このIDを非表示/違反報告)
kmmWSHHG1OxKdoJ(プロフ) - サトウさん» すみません！ありがとうございます！ (10月1日 14時) (レス) id: afdfa33498 (このIDを非表示/違反報告)
サトウ(プロフ) - kmmWSHHG1OxKdoJさん» ありがとうございます😿💘 非公開にしてたのですが、もう一度公開しました👍🏻 (10月1日 13時) (レス) @page12 id: 3c8b522ccf (このIDを非表示/違反報告)
kmmWSHHG1OxKdoJ(プロフ) - 消されちゃいましたかね？！Tiktokのお話めっちゃ好きでした😖✊🏻あーいう絡み系めっちゃ出して欲しいです！投稿楽しみにしています💬💞！ (9月18日 22時) (レス) id: afdfa33498 (このIDを非表示/違反報告)
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