29.守らなきゃいけない ページ29
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『 あーあー、おまえは毎晩どこ行ってんのかと思えば。こんな奴らとつるんでたのか。 』
頭上から聞こえる男の声。
そこで、僕は全てが繋がった。
ずっとずっと震えていたAちゃんを、僕が守らなきゃいけないって
そう強く思った。
「 あの。 」
Aちゃんの顔は、僕の腕の中にうずめたまま
ゆっくり立ち上がった僕は、男の前に立った。
完全に見降ろされる形になった男は、必死に強さを見せつけようとする。
だけど言葉は出てこない。
「 もう、彼女に近付かないでもらえませんか？ 」
『 何言ってんの、ていうか誰だよおまえ。 』
「 僕は、Aちゃんの笑顔が大好きなんです。 」
自分を包んでいるのが誰なのか、ようやくわかったAちゃんが
腕の中でピクリと動いた。
「 だから、怖い思いをさせてるところ見ると嫌なんですよ。 」
『 俺がいつ… 』
「 今してたでしょうが！ 」
こんなに震えているのに、わかんないの？
「 夜の外出止めさせたのも、あなたなんでしょう？ 」
『 …俺にだけ従ってればいいだろ。 』
信じられなかった。
「 帰ってください。 」
『 は…？ 』
「 帰れって言ってんだよ！ 」
チッと舌打ちをした男は、それっきり何も言ってこなかった。
帰る時は小走りで、そそくさと逃げるように帰っていった。
『 …ありがと、オッパ…。 』
小さな小さな声がした。
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Rala(プロフ) - よるさん» よるさああああんっ！ありがとうございます！溢れてしまった好き、私が大切に回収させていただきます(*^^*) (2020年4月12日 21時) (
レス) id: 17c5136509 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - 好きが溢れるうううううううううう！！！！！ (2020年4月12日 12時) (レス) id: b117263756 (このIDを非表示/違反報告)
Rala(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん、コメントありがとうございます！ジンさんのシーン、私自身も笑いながら書いていたので、笑っていただけて良かったです(笑)ステキだなんて！嬉しいです。こちらこそぽちさんに読んでいただき感謝です。これからもよろしくお願いします*。 (2020年1月23日 9時) (レス) id: 17c5136509 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆おすすめに作品が表示されて、先程イッキ読みしてしまいました^ ^いつグクちゃんの正体がバレるのかなぁ→まさかのジンさん やらかすw←笑いましたwステキな作品に出会えたことに感謝です☆これからの活動、応援してます☆ (2020年1月23日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
Rala(プロフ) - サランヘヨ。さん» サランヘヨ。さん、コメントありがとうございます！とても温かいメッセージ、嬉しいです*。Euphoria、私も毎晩寝る前に聞いています、いい曲ですよね！次の作品、もうすぐ公開しますので、どうぞよろしくお願いします*.* (2020年1月23日 8時) (レス) id: 17c5136509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rala | 作成日時：2019年9月4日 18時
