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私が適当にキャラバンから取ったユニフォームのナンバーは66、どう考えてもチームにおいては異端そのものだった。
深く被っていた黒いキャスケットを取ると、前髪はあるものの視界がよく開けた。
「着替えてきましたよ」
瞳子さんはそれを横目で確認して小さく頷いた、ベンチのマネージャー3人組や目金、吹雪は物珍しく私を見ている。
「ややッ、翠さんのユニフォーム姿……！！
これってもしかしなくても激レアでは……！！？」
「相変わらず歪みないのね」
傍の夏未がそう突っ込む、少しだけ長くなった髪を乱雑に結んだところが気になるのか、吹雪はそれを懐かしそうに結び直し始めた。
「む、」
「ごめん、少しだけ触らせて」
ごめん、と。
慣れた手付きで私の髪を結んでいった、その光景に春奈と秋は顔を赤くしてこちらに顔を向けている。
彼が私の前髪に触れると、視界がよく開けた、久しぶりの日光に瞼が開ききれないでいると、瞳子さんが苦笑しているのが見える。
彼は黒い紐───何処から取り出したのだろう───と私の前髪を留めていた青いピンを使って緩くお団子を作ったらしく、特に夏未は珍しく絶賛していた。
「可愛いじゃない」
「珍しいね、どうしたんだい夏未」
「私でも真似出来るか見てたのよ、お揃いにしたいわ」
との言、中々可愛げがある。
手先が器用なのね、夏未は続けてそう言う。
そこで私は、彼女が、彼女なりに今試合に出ることが出来ないでいる吹雪へのフォローを入れていることに気が付いた。
「目が良く見えるな」
あの時のダージリンの目
「……そりゃあどうも、」
肩を竦めた、任務中だと言うのに、こんなにも、女の子だと見せ付けるように可愛くしてくれやがって。
私からは恨み言しか吐けない。
彼はそんな私にプルシャンブルーの瞳で
「……ありがとう」
どうして
「？翠さん？」
「どうかしたかな？」
「……いえ、なんでもないです」
コートが騒がしくなった、皆が顔を向けると円堂が涼野風介のシュートに耐えきれず跳ね飛ばされるところだった。
ぼんやりと、私はそれを見ていて、さっきのは多分、変な顔をしていたんだろうと勝手に予想を着けた。
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさん、コメントありがとうございます！すみませんバタバタしてました……。これからはネタ切れしない限りは更新していきますので暖かい目で見て頂けると幸いです。 (2022年4月24日 16時) (
レス) @page38 id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！ (2022年4月23日 12時) (レス) @page33 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 星猫さん» 星猫様、閲覧及び高評価、コメント、ありがとうございます！更新速度が遅い今日ですが、生暖かい目で見ていただければ幸いです！ (2021年9月11日 23時) (レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2021年8月30日 8時
