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「連携技はいいぜ、ザ・フェニックスっていう技は一ノ瀬と土門の三人で完成させたんだ」
「知っている、土門からそれらしき話を聞いた」
何よりも私が彼らのことをよく見ていた、不動にアルジュナを本拠に連れて行ってもらったので私はまた悪癖が詰まった生活習慣と薬を傍らに、彼らの過去の試合のビデオを見ていた。
まだまだ青いところはあるけれど、彼らの試合は全て全てが夢中になる物だった、我ながらここまでとは思わなかったと隈を撫ぜるレベルだ。
円堂は、今度は本格的にデスゾーンに挑戦するのだろう、傍で見ていたら私も何か惹き付けられる何かがあるだろうか。
「なあ翠、俺はメガトンヘッドを完成させた」
「そうだな」
「今ならどんなシュートでも止められる気がするんだ」
「そうか、」
「翠」
フィールドの人工芝からタイヤを持って起き上がる。
帝国学園のコートは今も他のメンバーが色々な目的で使っている、例えば立向居のムゲン･ザ･ハンド、例えば鬼道と土門のデスゾーン調整。
壁山と綱海も何やら話しているように見える、一ノ瀬は相変わらずあの浦部に付きまとわれて苦笑していて、それを他の人も笑って見ていた。
ベンチには相変わらず瞳子さんとマネージャーと何処か顔色の悪い吹雪が見守っている。
空は蒼く突き抜けていた。
「本気で撃ってこい。
翠、俺はお前のゼンリョクが知りたいんだ」
「……」
目を閉じる。
「あの時、お前に言われて気付いたんだ、俺は確かに仲間を正しく見てなかったかもしれない。
でも信じてやることが出来るのも、唾を吐くことも、置いていかれた人しか出来ない」
「翠の言う通りだった、あの時クジラが雲に飛んでった時、なんてカッコイイんだって。
ろくにお礼も言えなかったけど、でも翠、だから、俺はお前のことを知らないんだ。
知らないから、知りたい、お前のゼンリョク」
翠はきっとここに居づらい何かがあるんだろうってずっと思ってた、それが俺たちの力不足ならこんなに悔しいことは無いのだと。
彼はタイヤを捨てて向き直った、私の足元にあったサッカーボールを拾ったのを見て、帝国学園を出ようと告げる。
「……イナビカリ修練場だったかな。
誰もいない場所に行こうか」
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさん、コメントありがとうございます！すみませんバタバタしてました……。これからはネタ切れしない限りは更新していきますので暖かい目で見て頂けると幸いです。 (2022年4月24日 16時) (
レス) @page38 id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！ (2022年4月23日 12時) (レス) @page33 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 星猫さん» 星猫様、閲覧及び高評価、コメント、ありがとうございます！更新速度が遅い今日ですが、生暖かい目で見ていただければ幸いです！ (2021年9月11日 23時) (レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2021年8月30日 8時
