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軽いものがいい、と図々しく答えるとこの銀髪コーカソイド系の男はならスタバにしよう、と大量のスコーンやらコーヒーやらを買ってきた。
「お前その様子じゃ、この依頼のヤバさを理解してるんだな」
軽食を買いに行かせたのはいい判断だったらしい。
「ドウモ」
高々渡米するだけの行為に何百万も出す方が可笑しいのだ、前金はなんと150万、リスクを考えればこれだけでもまだ安いらしい。
隣の銀髪のガキが目を輝かせてスコーンを見ているのを見て鳥肌が立った、ならコイツの命は一体いくらなのか。
少なくとも俺の
「ところでお前は誰だ？」
「シムナと呼んでくれ、」
「違ェよ、お前何処所属だ」
「……」
目の前で貰ったコーヒーを堂々と飲む、プラスチック越し丁度良い温度のドリップコーヒーは中々不味くない、彼は目を見張って俺を見た。
害意がないのは分かってはいるが、あの有栖川女史のオネガイだ、俺の株にも関わるのだから必ず成功しなければならない。
「……あちゃあ、思ったよりも早く勘づいたな、これだからアメリカ支部のシンパは」
「ったりめーだ、今まで俺のクイーンの話を一切しなかったからな」
俺は二、三言目には有栖川チャンの話が来ると思っていたから、未成年とはいえあんな美女をこのいい男が話さない筈がない。
何よりまだ真面そうだ、彼女の周りはヤバいやつ揃いだとあの日車で鬼瓦刑事が零していた、夥しい犯罪歴、見たらわかると言われた。
それに、いいように誤解してくれているので助かった、彼はアメリカ支部のシンパだと言ったが実際今の俺はあのモリアーティのただの駒である。
「あー……まあ、取り敢えず着いてきてくれ、その話は旅客機の中で話そう」
「旅客機？本拠はニューヨーク州じゃないのか」
「ああ、仮にお前が尾けられてんなら───」
「分かってる、その先は言わなくていい」
「物分りの良い奴で助かるよ」
どうだかな。
銀髪(チビ)はスコーンを目を輝かせながら頬張っている、俺はどうもその光景に既視感があったので振り向きざま頭を撫でて向き直る。
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりんさん、コメントありがとうございます！すみませんバタバタしてました……。これからはネタ切れしない限りは更新していきますので暖かい目で見て頂けると幸いです。 (2022年4月24日 16時) (
レス) @page38 id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！ (2022年4月23日 12時) (レス) @page33 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 星猫さん» 星猫様、閲覧及び高評価、コメント、ありがとうございます！更新速度が遅い今日ですが、生暖かい目で見ていただければ幸いです！ (2021年9月11日 23時) (レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2021年8月30日 8時
