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「よ」
「綱海」
「楽しんでるか？そういえばお前、試合に居なかったな」
「……よく知っているな」
実際のところ、豪炎寺を取り巻くエイリア学園側の人間の監視と捕縛をしていたとは言えないのでうまくはぐらかす。
「今大事なのはチーム全体のレベル上げだからな、スカウト組も含め、センスはあるものの経験が圧倒的に不足しているんだ」
「ふーん……じゃあ試合に居なくともここにいるお前は少なくともできる方なんだな」
「誉め言葉か？」
ありがとう、素直にそう言う。
彼の言いようでは皮肉に聞こえなかったそれを私はそのままの意味で受け取ったのだった。
「しかしまあ、私はマネージャー業の方が強いかな」
「へえ、どうして」
「怪我で引退したんだよ、だからもうサッカーもしないと思っていたんだが」
これは事実だ、実際記憶のない私にはサッカーの経験なんてゼロに等しいわけで―――体に染みついたこうあるべきという勘がそうなのだろうが―――記憶さえ戻ればきっともっと役に立てるだろう。
体が言うことを聞いてくれないのが実情ではあるが。
そんな会話をしていると、不意に海の奥が動いた気がした、52だ、ちぎれたような、少し痛々しいそれに目を伏せながら言葉を並べていると、彼は何だか訝しんだ顔をしているので首を傾げる。
何か地雷でも踏んだだろうか、心配した私が話を遮ろうとすると、彼は私よりも早く口を開き、こう尋ねた。
「普天間伝説は知ってるか」
「……いや、記憶にないが」
それがどうかしたかと、私はまたも、そんな脈絡のない突飛な話しぶりを怪訝に思はざるを得なかった。
「本当に？」
悪感に襲われた。
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - あかいりんごさん» あかいりんご様、閲覧及びコメントありがとうございます！とっても嬉しいです！！更新は停滞気味ですが気長に待って頂けるとありがたいです！！ (2021年3月31日 22時) (
レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
あかいりんご(プロフ) - コメント失礼します。昔から見ててずっと探してました！言葉選びが凄く好きです！応援しています！ (2021年3月30日 20時) (レス) id: 089acdd5f5 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ございません、こちらは存じてないです。完全なる自己満足の駄作なので合作する予定も今後もないのです……。ご不快にさせて大変申し訳ございません……！ (2021年3月17日 0時) (レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 後、トラスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月16日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月16日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2021年1月26日 21時
