きみが心に棲みついた

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｢もしもし、⚪⚪会社の小g...増田｢俺だけど、｣

｢ぇ…｣

増田『ケータイの番号変えた？』


お客さんからの電話かと思ったら、増田さんだった。


｢えっ…その…｣

増田『早く答えろ。キョド子。』


挙動不審だからキョド子。



｢…変えました…｣

増田｢よぉ、｣

｢えっ…なんでここに…｣


電話をしていたら、目の前に増田さんがいた。



増田｢いい度胸してんな？｣

｢ごめ…なさい…｣

増田｢は？ごめんなさいで済むなら警察いらねえんだよ。｣


机に ﾄﾞﾝｯ と増田さんに押し倒された。
聞き覚えのある台詞…


普通ならここで ｷｭﾝｷｭﾝ するのだろうけど、
私は怖いという感情で支配された。



加藤｢何してるんすか。増田さん。｣

増田｢ﾁｯ 帰ったんじゃねえのかよ。｣

加藤｢忘れ物取りに来ただけです。｣



同期の加藤くんが助けに来てくれた…??
増田さんはどっかいった。(



加藤｢はぁ…危なっかしいんだから、ほんと。｣

｢ごめんなさい…加藤くん。｣

加藤｢でも無事でよかったわ。｣



加藤くんにおぶられて、そんなこと言われたら…


｢かと…くん…うぅ…ｽﾞﾙﾙ…ありがと…ｯ…｣

加藤｢なんで泣いてんだよ笑｣

｢だってぇ…うぅ…嬉しかった…｣



落ち着く…加藤くんの背中。

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