きみが心に棲みついた

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増田「お前結婚するんだろ、」

「…誰と、？」

増田「ﾁｯ 嘘かよ、」

結婚、…付き合ってた人に振られたから程遠い。
そんなデタラメ誰が流したんだろうか。




「増田さん…増田さんのお母さんが貴くん、恋してるかなぁ、彼女いるかなぁって。」

増田「う"ぅ"っ…、」



増田さんに増田さんのお母さんが増田さんのことを話してたことを伝え、抱きついた。
増田さんは子供のように泣いた。

増田さんの背中をナデナデした。

突然、増田さんが倒れた。


「ま、増田さん…？！」


私も、意識が遠のいた。

加藤くんと手越くんが少し見えた。あれ、？

気がつくと、天井が真っ白な…病院にいた。


まりあ「大丈夫？！」

相川「先生呼んでくるわ、」

「ありがとう…ところで、増田さんは、？」


相川さんがバタバタと先生を呼びに行って、
まりあに聞いたら、顔色を変えて何一つ答えてくれなかった。


病院内は走っちゃいけないけど、走って増田さんの病室を探した。

「…あった、」


増田さんの部屋を覗いたら、誰もいなくて、病室には
増田さんがいた跡が残っていた。

それからの増田さんは知らない。



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