きみが心に棲みついた

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私は…小川A。

実は男性というか人が苦手。


友達は人より少ないと思う。

唯一の友達、藤崎まりあ。



まりあ｢A、知ってる？今日イケメンがうちの部署に来るんだって。｣

｢へー…イケメンねぇ。｣

まりあ｢でも髪が奇抜だってよー笑｣


めちゃくちゃ興味ない…笑


ﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾃﾚｯﾃﾃ (i⚪honeの着信音 笑)


｢はぁ…｣

まりあ｢もしかして、あの"彼"?｣

｢うん、｣


まりあは私の元カレのことを知っている。
元カレからの電話が1日に何回も鳴る。
電話を拒否する。


女1｢もしかして、噂の?｣

女2｢多分、髪奇抜だし、｣

?｢噂の増田貴久と言います。よろしく。｣


増田貴久という人が挨拶を終えたあとﾆｺｯとした。
え?増田貴久…私のしつこい元カレ…


増田｢よろしくね、"小川"さん。｣

｢…っ、｣

まりあ｢…小川借ります。｣


小川さんって怪しい笑みを浮かべた。
意味ありげじゃん。何なの…。
まりあにトイレに連れてかれた。


まりあ｢増田貴久って…Aの元カレだよね?｣

｢うん…｣

まりあ｢番号もなんで変えないの、｣


番号…ね、


｢変えたよ、番号。でも、またかかってきたの、非通知で。｣

まりあ｢はぁ?!｣

｢…もうやだぁ、せっかく気になる人できたのに、｣



増田貴久は嫉妬深くて、束縛基質がある。DV基質って言うの?
まあ、他の女の子と遊んでたみたいなんだけど。

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