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目を覚ますとラウール以外はもう布団にいなかった。


布団からはみ出た彼の長い足を見ると、

寝る子は育つってほんとなんだなって思う。




既に活動を始めていたみんなは、


深「今日はなにすっかな〜」

向「僕あれやりたいねん!

…なんやっけ、あの〜その〜あれよ、」

目「全然わかんないから」


もうここまで出てんねんけどな…って、

鎖骨あたりを指さす康二に

みんなは爆笑して。




いつも通りの雰囲気に、


俺はひとり、取り残されたような、

置いていかれてるような感覚だった。



岩「あれ、佐久間。おはよう。」



本当にうちのリーダーは

周りをよく見ている。

たまに、怖いとすら感じるほど。


今だってほら、

ついさっきまで康二のことを笑っていたのに

誰よりも早く俺に気づいた。


宮「よく寝れた?」


ふんわりと優しく問いかけるだてさんに

あぁ やっぱり国王だ。

なんて思ったりして。



佐「うん。」



渡「お、寝れたんだ。」



意地悪くまた右側だけ口角を持ち上げて、

翔太は含みのある言い方をする。


俺があたふたしているのを面白がって、

声を出して笑うから、

俺の心臓はたまったもんじゃない。





この様子だと、話さないでいてくれいるらしい。

俺の傷のことも、

俺の薬のことも、

それぞれみんな、お互いに。



深「佐久間はなんかしたいことある?」


佐「ん〜佐久間さんねぇ 、なんかあるかな…」



翔太に余計なことは言うなと

必死に目線訴えかけるが、

本人はケラケラと笑うだけ。




あーーーーーもう。

絶対にこの状況を楽しんでいる。

…5歳児のくせに。


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みるく(プロフ) - 一気見させていただきました。とてもとても心に残りました。繊細な文章でとても苦しく…。また次回作も楽しみにしています。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 9c51ec73fc (このIDを非表示/違反報告)
真奈美(プロフ) - いい作品を書いてくださりありがとうございました。次回作も待ってます。 (2021年3月5日 13時) (レス) id: 0334695bad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月28日 23時

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