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最初はその時寝てた年下組には内緒にしてって、
俺が懇願したから、みんな聞いてくれてたんだけど。
目黒さんですよ。
俺ら以外でよそよそしく動いて、
なんで俺らを仲間はずれにすんの?って。
俺だって大事なメンバーのこと支えたいのに、
いつまで子供扱いしてんの?って。
メンバーとして認めてないとか、
信頼してないとか、頼りないとか、
そういうのは全くなかったんだよ?
むしろ、大事なメンバーだからこそ、
軽蔑されるのが怖くて、嫌われたくなくて、
俺の変なプライドが、傷つけちゃってた。
あんな本気で彼が怒ってるとこ、初めて見たもん。
そんとき、俺なんかもう全部吹っ切れて。
何にビビってたんだろうって。
こんなのでメンバーが
俺から離れていくわけないのに。
嫌われると思ってたけど、
先に線引いて距離置いて、
避けてたのは俺の方だったんだなって。
目黒の言葉に全部気付かされて。
そこからもう全員で号泣大会よ。
ああ、この涙は、
俺のために。俺の事を思って。
みんな、声枯らして泣いてくれてるんだなって
思ったら、もう今までの悩みとか吹き飛んじゃって。
不安なんて感じる必要無かったじゃん。
俺、十分すぎるくらい愛されてるじゃんって。
自惚れじゃなくて、
本当に痛いほどわかった。
それくらいみんな俺に抱きつきながら、
わんわん泣いてくれたから。
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みるく(プロフ) - 一気見させていただきました。とてもとても心に残りました。繊細な文章でとても苦しく…。また次回作も楽しみにしています。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 9c51ec73fc (このIDを非表示/違反報告)
真奈美(プロフ) - いい作品を書いてくださりありがとうございました。次回作も待ってます。 (2021年3月5日 13時) (レス) id: 0334695bad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昴 | 作成日時:2021年2月28日 23時