怪盗団と独りぼっちの少女２【ペルソナ5】

４７話 ページ12

ｰ暁sideｰ


竜司「はぁ…親の愚痴とかそんなもんしか書かれてねぇな…」

杏「ネット…限界あるね。これで名前や居場所とか言っても…」

暁「でも警察も見逃している『大物』を足で見つけることは出来ないしな」

俺らは今後のことについて色々と話していると屋上の扉が開かれる

？？「ここ、侵入禁止のはずだよ？」

暁「？」

茶色っぽいショートボブで三つ編み？のようなカチューシャをしている
見た感じ先輩のようだが…

A「新島先輩…」

やはり先輩だったみたいだ

竜司「…話し終わったらすぐ出るって…会長サンがなんか用ッスか？」

会長…ということは生徒会長か

「問題児君に、噂の彼女が…それに訳ありの転校生、噂されてた真面目さん。珍しい取り合わせだなと思って」

杏「っ！」

真「鴨志田先生とは色々とあったみたいだけど？」

暁「…あぁ」

杏「この学校にいれば嫌でも鴨志田先生と接点あるでしょ」

竜司「さっきからなんなんすか？こいつすげー人間出来てるんで」

真「気を悪くしないで。鴨志田先生の件や変な予告状のせいで動揺している生徒、噂もなかなか消えないし」

A「…意外ですね、新島先輩があんな張り紙に興味を持つなんて」

竜司「(あんなって…)つか、もうよくねぇっすか？話しかけられてるとここから出れないんで」

真「悪ふざけに付き合わされる身にもなってよ…」

杏「悪ふざけって…！」

真「そうそう、ここね例の件で封鎖されることになったの。誰かさんが無断で入ってるって噂もあるしね。…お邪魔してごめんなさい」

そう言うと生徒会長は去っていった
話を聞いている限り頭がキレそうだ

モルガナ「厄介だな…目をつけられてる」

A「仕方ないよ。あんな騒動起こしちゃったし…」

モルガナ「というか竜司はちゃんと勉強しろよ？知性で解く罠も出てくるだろうし。日常の行動全てが力になると思えよ」

竜司「そうだけどよぉ…せっかく世直しすんぞって気合い入れたのにのらねぇな…」

モルガナ「だったら面白い所へ連れて行ってやろう。ワガハイの仕事を手伝うって約束だしな」

暁「面白い所…？」


そういえばモルガナの仕事を手伝うという話だったな
俺たちは屋上から出て渋谷の方へと向かった

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