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「Aさん。そこの大根と味噌を
取ってもらえますか?」
『わかった!あっ水も煮立ってきたよ!』
「では味噌を…」
あの事件から一転、
私は夕餉の手伝いをしていた
それにしても千寿郎君…
慣れた手つきで料理をこなしている
どうやらこの家の料理番長は千寿郎君らしい
「おっ!いい匂いがしてきたぞ!
どれ、味見を(ヒョイッパクッ)」
「あっ兄上!摘み食いはいけませんと
あれほど申し上げて…!!」
「うまい!!!」
美味しそうだなぁ…
さっきからこの台所はいい匂いが
充満しているから、お腹が鳴らないか心配だ
(いいなぁ煉獄さん…私も早く食べたい…)
「むっ!八鎖少女!」
『えっなんっ!?』
唐突に口に何か突っ込まれた!?
なんだこれ…は……甘い…??
「どうだ!千寿郎の腕前は
相当なものだろう?」
モグモグ… ゴクン
『本当だ美味しい……』
「あぁAさん大丈夫ですか!?
もう!兄上!」
「はっはっは!共犯者が増えたな!」
『すごく美味しかったよ!』
「むぅ…それなら良いのですが…」
どこか納得のいかないような顔で
千寿郎君は調理に戻った
「(そろりそろり)」
あっ!
煉獄さんがまた摘み食いしようと──!
「あ・に・う・え!!」
「おっとバレてしまったか!」
ウッ!なんて微笑ましい光景なんだ…
心に染みる…
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ペン(プロフ) - コメントありがとうございます…!笑っていただけたようで何よりです…!第二章は、話のストックが溜まり次第出す予定ですので…頑張ります! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 078d4a990b (このIDを非表示/違反報告)
雪月風花(プロフ) - すごく面白いですね!!乾杯のところで笑ってしまいましたwこれからもこの作品見て笑いたいと思います!更新頑張ってください!応援しています! (2019年9月1日 18時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!作品更新の励みになりました…頑張ります! (2019年8月21日 19時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年8月21日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 風雅さん» 好きと言って頂けるだけで嬉しいです…もう本当に感無量…ありがとうございます風雅さん…! (2019年8月19日 21時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペン | 作成日時:2019年7月30日 20時