二十九 ページ30
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………あれ…
…………ここはどこ…って…あぁ、自室だ…
『ん……眩しっ…』
もう朝か…でもここまで来た記憶が…
『そういえば私昨日何を…………ブァッッ!?』
あっあっ!!!!思い出した!!!
私煉獄さんの膝の上に居てそれで──
『あー…思い出したくなかった…!!』
恥ずかしさでまた気絶しそう…
煉獄さん本当に許さない……
『とりあえず起き
「ん……(モゾモゾ)」
…よ…う……??(ガクガク)』
「むぅ…もう朝か…?」
すごく聞き覚えがある声がしたな
いや、もしかしたら幻聴かもしれない
この妙な温もりも気のせいだよね!
だから私の横には誰もいるわけ──
「母上…?……もう少しだけ…寝ても…(ガシッ)」
『違う違う違います!!
引きずり込まないでくださいっ…!』
「母上…杏寿郎は…頑張…てます…
…偉……です…か…?…(スリスリ)」
ぐっっ…
こんな事言われたら無理に起こせない…!
しかも今の煉獄さんからは千寿郎君のような可愛さが滲み出ている…!!!
「スゥ…スゥ…」
バッ!
『そして反対側には千寿郎君が…!?
なぜ!?どうして!?(ガクガク)』
千寿郎君の寝息可愛いなとか
寝顔も愛らしいなとか
そんな事言ってる場合じゃない
脳の現状把握が追いつかない!!!
「…む。これは……?」
『お願いします離して下さい(ガクガク)』
「あぁ!!すまん!!寝ぼけていた!」
やっと煉獄さんが離してくれた…
こんな朝っぱらから
私の精神削らないで下さい…!!
すりすりされる度に
もう腰がこそばゆくてこそばゆくて…
『千寿郎君もほら、起きて…』
「…母上……?もう…少し…」
あぁぁぁ!!千寿郎君までも!!??
そうやって手を繋ぐ所も可愛いけどっ…!!
私の精神が色々と限界だからやめよう…?
「千寿郎!朝だ!起きよう!」
「でも…母上………ッッ!?あぁぁぁあぁあ!!!
すいません姉上!すいません!!」
『うん別にいいけど姉上じゃないからね。
あと、二人共なんでここに?』
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ペン(プロフ) - コメントありがとうございます…!笑っていただけたようで何よりです…!第二章は、話のストックが溜まり次第出す予定ですので…頑張ります! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 078d4a990b (このIDを非表示/違反報告)
雪月風花(プロフ) - すごく面白いですね!!乾杯のところで笑ってしまいましたwこれからもこの作品見て笑いたいと思います!更新頑張ってください!応援しています! (2019年9月1日 18時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!作品更新の励みになりました…頑張ります! (2019年8月21日 19時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年8月21日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 風雅さん» 好きと言って頂けるだけで嬉しいです…もう本当に感無量…ありがとうございます風雅さん…! (2019年8月19日 21時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペン | 作成日時:2019年7月30日 20時