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二十二 ページ23





〈煉獄家〉



そんなこんなで屋敷に帰ってきた。


『よっこいしょっと。
 ふぅ…買い物楽しかったね!』

「楽しんでもらえたなら良かったです!
 では昼餉の準備をしてきますので!」

『ほーい』


千寿郎君は働き者だな〜
今日の昼餉が楽しみだ〜

と、ここで私はお土産の存在を思い出した。


(そうだ。今のうちにお父さんに渡そう。
お昼前で丁度いい時間だし…)




……




『そろり…そろり…』

「誰だ」


ヒッッ!バレた!!
まだ部屋の前にも行ってないのに!!


『八鎖Aです!』

「…フンッ。あの時のじゃじゃ馬か。何の用だ」


誰がじゃじゃ馬だ。
というかね!!ふっかけてきたのは
そっちだからな!!
そこんところ忘れないで頂きたい!!


『お土産をお渡ししようと思いまして…』

「要らん」


即答ですか…まぁ分かってたけど


『そう言わずに…美味しいですよ』

「………一応聞くが中身はなんだ」

『イカの燻製にございます…
 酒のお供にぴったりかと…』

「……そこに置いておけ」

『やった!あっ違うありがとうございます!』

「用がないならさっさと失せろ」


あのお父さんが受け取ったぞ!!!
いや〜正直なに送るか迷ったけど
これからの贈り物はつまみで決まりだね!!


「姉上〜!!姉上〜!!
 昼餉が出来ましたよ〜!!」

「ブッッ!!」


ん?今吹く音が聞こえたような…いや、気のせいか

あ〜いい匂いが漂ってきた…
腹の虫が鳴いているのを感じる

私は走りながら、今行くよと
大声を出し居間に向かった。






……






「姉上〜!!姉上〜!!
 昼餉が出来ましたよ〜!!」

「ブッッ!!」


あっ……姉上!!!?姉上だと!?
兄と姉を今更間違えるか!?


『…??今行くよー!!』

ダッダッダ!


何故あのじゃじゃ馬娘が返事を!!?
千寿郎は一体どうしたんだ…!!
赤の他人を姉上呼ばわりとは──


まてよ……姉上…姉上…【義姉上】……??


まさか……!!


「杏寿郎…まさかお前……



 あのじゃじゃ馬を…!!!」


…ああぁぁあ!!!俺には関係ないぞ!!
あいつが何をしようと誰を許嫁にしようと!!
勝手にしろ!!俺は知らん!!

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設定タグ:鬼滅の刃 , ギャグハー?   
作品ジャンル:ファンタジー
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ペン(プロフ) - コメントありがとうございます…!笑っていただけたようで何よりです…!第二章は、話のストックが溜まり次第出す予定ですので…頑張ります! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 078d4a990b (このIDを非表示/違反報告)
雪月風花(プロフ) - すごく面白いですね!!乾杯のところで笑ってしまいましたwこれからもこの作品見て笑いたいと思います!更新頑張ってください!応援しています! (2019年9月1日 18時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!作品更新の励みになりました…頑張ります! (2019年8月21日 19時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年8月21日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 風雅さん» 好きと言って頂けるだけで嬉しいです…もう本当に感無量…ありがとうございます風雅さん…! (2019年8月19日 21時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペン | 作成日時:2019年7月30日 20時

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