その場しのぎで生きてます

十一 ページ12

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あれから数十分後。お風呂から上がり、
部屋に戻ろうとしていた時に思った


(あれ？稽古っていつから始まるんだろう)


今日は顔合わせと案内だけだったけど
明日からはどうなるのか、
稽古は何時から始まるのか、
まだ一度も説明されていないはずだ


(よし。煉獄さんに直接聞きに行こう)





……






「稽古……そういえばそうだったな！
　すっかり忘れるところだった！いやはや
　今日は色々な事があったからな！」


ははっ本当に色んなことがありましたね…
(遠い目)


「明日からの日程だが、
　それは全てこの紙に書いてある！」


差し出された紙には稽古の内容がびっしりと
書かれていた


わぁ！？本当にすごい量だ！！？
なんだこの腹筋五百って！！！

本当にこれ全部やるんだ…
おぉ…これを…毎日…
私が今までしてきた稽古とは一体…


「案ずるな！」

『！』

「俺が八鎖少女を全力で支える！

　転んでも俺が受け止めてやる！

　出来なくても出来るまで傍にいる！

　君なら出来る！共に強くなろう！！！」


煉獄さんは私の目を見据えながらそう言った



あっ……




兄貴ィィィｨｲｨｲ！！ (ﾄｩﾝｸ)


『これからお世話になります！師匠！！』

「む！？その呼び方はよしてくれ！
　今まで通りの呼び方で頼む！」

『はいっ！煉獄さん！！』

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