お前ら私のチヤホヤ人生返しやがれ！！

44話 ページ46

潔side 続き




『まあ！私としたことが！！5分の時間ロスですわ！！
急がないと！！では、みなさん頑張ってくださいね！』


お待ちになって〜ジュリエンヌ〜
そう言いながら花子は外へと出ていった


取り残された俺たちは思わずぽかーん。
いやいや本当におかしい！！おかし過ぎるだろ！！



喧嘩の挑発にも乗らないし、突っかかっても来ない
何よりいつもなら休憩〜とか言ってズル休みしてた癖に！
時間を気にするなんて！！


ていうかジュリエンヌって誰だ！？！？！？






「そっち方面行っちゃったかあ。解釈違いなんだよなあ。」




「何故俺の1番弟子はあんなに馬鹿なんだ！！昨日のアドバイスのどこをどう切り取ったらそうなるんだよ！！」





と雪宮と蟻生が話していたことを俺はまだ知らなかった。







ーーー


「バナナ剥くの面倒臭いから剥いて」





昼ごはんの時斜め前に座る凪にバナナを投げられた
それくらい自分で剥けや！！と声を大にして言いたいところだがここはグッと堪える。



そう、我慢が大事よ！



『えぇ！喜んで！！バナナを剥けないなんて可愛らしくてとても素敵ですわ』



嫌な顔１つせずニコニコ笑顔で対応する




「やっぱいい。自分で剥く」





『すごいですわ凪さん！何事にもチャレンジするそのお姿！
感心致しました！！』





「なんかもうご飯いらない。帰る」




え、、なぜ？？？？
あんなに神対応してやったのにその態度は一体何なんだい？？




ハッ！！もしかしてあまりに神々し過ぎてご飯も入らなくなったと言うことか！！！！！
今のところ順調に進んでいるぞ！！私の逆ハー計画！！！









その頃の凪誠士郎




「(からかい甲斐無くてなんかつまんない)」



いつもの方が面白いのに、とぶすくれているのであった。

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