お前ら私のチヤホヤ人生返しやがれ！！

10話 ページ12

まあ、頑張れよ



そう言って爆笑しながら去っていた3人
侮っていた、、奴らを
奴らは全員敵だ
この可愛さに堕ちるだろうと思っていた私が馬鹿だったのか
でも何人かは堕ちかけていた筈だ。
なのに数秒後にはその何人かもスンッとしていた
やはり私の言動が原因なのか？そうなのか！？
でもでもだってさ！！めちゃくちゃ私可愛いんだよ！？
まじで可愛いんだよ！？貧乳だけど！！
この歳でツインテールしててもおかしく無いくらい可愛いんだそ！？！？

いやこんなとこで負けてはいられない！
私は私の夢のために頑張るしかないんだ！！！！


どこまでもポジティブな酒井花子であったー・・




ー ー ー


『にしてもどうすっかなー』


全ての仕事を終え部屋に帰り着いた私はシャワーを浴びてパックをしていた。
ぎゅるるるるとお腹が鳴る。
そうだ、まだご飯を食べていなかった。
あの後いろんな仕事に追われそろそろご飯にしよーと食堂に行こうとしたら丁度ピークの時間だったらしく沢山の人がいた。
今日多方面に喧嘩を売ってしまったのでとても行き辛い。
というか第二ラウンドが始まってしまう可能性も大いにあり得る。
今行くと危険だと判断した私はある程度人がいなくなった頃を見計らって行こうと思っていた。

時計を見ると深夜2時過ぎ

こんな時間にご飯を食べるなど普段から体型に気をつけている私からしたら言語道断のことなのだが仕方あるまい。
生命の方が大事である。


まあ、みんな寝てるだろ


そう思い、パックしたまま濡れた髪をタオルでターバンのように巻きそのまんま食堂へと向かった。
え？見苦しいって？
死ぬほどお腹空いてるから許してくれよ。

食堂に行くと案の定誰もいなかった。
足音１つせずシーンと静まり返っている。
ピッとタッチするとオムライスが出てきた。
わあ、おいしそう
至福のひと時である。



『いただきますます可愛い今日の私』



1人手を合わせオムライスを頬張る
うまい！！美味すぎる！！
あー幸せだー！今日頑張った私偉いぞ！






一方その頃

チームVの部屋


「ねえ、玲王トイレ行きたい」

「んー、今何時だよ。1人で行けるだろー」

「やだ。めんどくさいもん。玲王おんぶして」

「はいはい。分かったよ、ん」


このような会話が繰り広げられていたことを花子はまだ知らない

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