なーな ページ9
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次の日。
さ「ごめんな、すぐ帰すからここに隠れとってな…」
「わかりました」
クローゼットの中で体操座りをしてAちゃんは頷く。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
さ「じゃあ、頼んだで。」
クローゼットを閉め、玄関へと向かう。
うしセ「お邪魔しまーす」
さ「よー来たな。よし、帰れ。」
う「はぇーよ。まだ何もしてねぇわ」
し「センラさん、玄関には彼女の形跡無し」
セ「そうかー。坂田わりと隠し事上手やなぁ」
さ「なんも隠してへんわ！」
俺の言葉を他所に3人はリビングへと入っていく。
し「特に異常ないなぁ。」
う「やっぱ居ねぇのか。つまんね。」
さ「勝手に疑ってきてそれは酷いやろ…！」
セ「………？」
し「はぁー、せっかくP○ＢＧせずに来たってのに。」
さ「帰ってやってろや」
セ「坂田。」
さ「センラ、どした？」
セ「これ…………なんや？」
センラが指をさしたもの。
それはベランダに置いてあった黒いゴミ袋だった。
かなり異臭がする。
俺も今初めてそんなものがあることに気づいた。
し「うわ、何この臭い。
なんか肉が腐ったみたいな臭いやな。」
う「お前、ごみ捨てくらいちゃんとしろよな。」
さ「あ、あぁ…うん。わかった。」
なんや、これ。
セ「坂田、これ、捨てに行こうや。」
さ「でも今日ゴミの日やないよ。」
セ「ええからっ」
珍しく焦った表情を見せるセンラに
それ以上は何も言えなくなり、
ゴミ捨て場に持っていった。
う「坂田、なんか垂れてるぞ。
その袋どっか破けてるんじゃね？」
さ「え？」
確かに何かがポトポトと垂れていた。
黒いアスファルトのせいで、
それがなんなのか明確にはわからない。
し「坂田、それさ1回開けてみてもええ？」
う「はぁ！？やめようぜくせぇし。
どーせ、生ゴミだろ？」
セ「………」
内心、俺も少しだけ中身を見たかった。
だから、皆に見えないようにそっと覗いた。
中には血のついた大型の刃物と
その奥に………
手首だ。
人間の切断された手首が敷き詰めてあった。
さ「………。」
俺はそっと袋を閉じた。
セ「何が入ってたん」
さ「一週間前に食べた魚の骨とか。」
う「ほら、やっぱ生ゴミじゃん。」
し「これは彼女説無しやな。」
3人が去っていく中、
俺は驚くほど冷静だった。
だってあれは手首ダカラ。
…あれ？
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ケイワイ - 面白かったので続きが、見たいです。 (2019年3月12日 20時) (
レス) id: 00238eb098 (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - 面白かったです！続きが気になってしまいます…！更新頑張って下さい！ (2019年3月10日 1時) (レス) id: 25dceeea80 (このIDを非表示/違反報告)
空ノ水雲(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！ 頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月22日 7時) (レス) id: 2936a05555 (このIDを非表示/違反報告)
みー - おもしろいです！更新頑張って下さい！ (2018年10月21日 23時) (レス) id: 3a7b075e71 (このIDを非表示/違反報告)
優姫(プロフ) - 空ノ水雲さん» ありがとうございます！こちらの作品も楽しみでする(*°∀°*) (2018年8月23日 15時) (レス) id: a847480144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空ノ水雲 | 作成日時：2018年8月19日 21時
