星に願いを（物理）← 2

☆ ページ23

あなたside




ヤバい。



完全に逃げ場がない。



目の前には3人の宇宙人…。




なんでだろ。




あの4人は宇宙人だったのに全く怖くなかった。





る「んー、もう食べてええってこと？」


ま「そらるさん、いいんですか？」


そ「バレたからな」



「……。」



る「ごめんねー。もう少しだけ生かそうと思ってたんやけどな。」



るすさんの手が伸び、私の体に巻き付く。



き、気持ち悪っ←



る「そらるさん、地球人ってどこが美味しいんです？」


そ「脳みそだろ」


ま「僕は、ベジタリアンなんでluzくんに
全部あげるよ。」



「お前、ベジタリアンっていうかエイリアンだろうが。」



ま「おお、そらるさん座布団1枚！」

そ「座布団無いな」


る「なら、Aちゃん、僕に脳みそちょうだい！」


「あげるものでは無いんだけど」


そ「頭をかち割ればいいだろ」

る「そっか！」



るすさんはニコッと笑うと、
私を宙に放り投げた。





あ、これ、地面に落ちたらグッシャアって
なるやつだ。
マジで頭かち割れるって。




どうせ食べられるなら私の事を考えてくれる
あの4人がいい。



これってわがままって言うのかな。
たくさん拒絶したり、困らせたりした。
価値観なんて全然違うし、
あほだし、無神経だし、変態だし。



それでも、



うらたさん、


志麻さん、


さかたん、


センラさん、




あなた達に信号を出してしまう。




皆が見つけてくれなかった私を、
夜空の下で見つけてくれた時のように
また、見つけて助けてくれると信じて。




？「Aーーーー！！！」



強い衝撃を覚悟した時、誰かに
抱きとめられた。



「………し、まさん……。」


し「無事か？！なんもされてへんか！？」


さ「付けておいて正解やったな、GPS。」


そ「GPS？そんなの、一体どこに……」


ま「はっ！まさかあの時！！
luzくん、ちょっと腕みせて！！」


る「腕？？」


ま「やっぱり…。あの時、赤毛がluzの腕掴んだ時に……。」


さ「ピンポーン！大正解！！」


し「お前ら、やっぱ地球外生命体やったか。」


そ「バレたからにはお前らには
消えてもらう。」


ま「幸い、頭数ではこちらが上ですからね！」






？「おいおい、頭数がなんだって？」

？「僕ら、忘れてもらっちゃ困りますわぁ」



さ「うらさん、センラ！」



セ「さ、120年ぶりの決着つけましょか、
るったん？」

愛は時に人を壊す→←頼れるのは自分だけど一番頼りないのも自分

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