星に願いを（物理）← 2

大切なものはわりとそこら辺に転がってる ページ19

あなたside




「………。」




眠れない。




あんなことがあったからなのか、
なかなか寝付けない。



「……喉乾いた」



暗い中、感覚だけで階段を降りる。



「あれ、誰かまだ起きてる？」


リビングの方に明かりがついていた。
近づいてみると志麻さんとセンラさんがいた。


また襲われるかも…と身構えたが
不要だった。



二人とも眼鏡をかけ、真剣に本や何かの資料を
見つめ、ノートに色々書いていた。


し「これ、女子が好きなんやって。」

セ「ガトーショコラ？？
へぇ、今度作ってみますわ。｣

し「そーいや、Aは坂田がパン買ってきた時、メロンパン選んで食ってた。」

セ「甘いものは大丈夫いうことやね、
せやったら明日のお弁当は甘いもの入れてもええかもなぁ。」


し「地球人は甘いもん食べると疲労回復するんやって。」


セ「じゃ、決まりですね」

し「明日、ちゃんと謝りぃや？」

セ「わかってるて」



…。
声かけるのやめとこ。
私も明日謝んなきゃね。



てか明日のお弁当楽しみすぎる←




お水を飲み、二階に上がった。


？「あれ、起きてたんや」

「あ、さかたん。ちょっと喉乾いちゃって。」

さ「そっかー！あ、ねぇねぇA！」


「どうしたの？」


さ「その……俺、明日も一緒に学校行ってもいい？」


「うん、なんで？」


さ「なんか、色々迷惑かけたから」


「さかたんが迷惑かけてるのはいつもの事だから気にしてないよ？」


さ「そっかー！それもそうやな！」←


「あ、でもちゃんとまふくん達に謝るんだよ？」


さ「うん！ありがとうA、大好き！」



さかたんはぴょんっと私に抱きつく。



「さ、かたん？？」


さ「えへへ〜！じゃ、おやすみ！」


「あ、うん…」






やば、ドキドキしてさらに眠れなくなったんだけど！！
誰か助けてーー！！


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


？？side



？「……なぁ。」


？「なんですか？」


？「お前、明日から来るんだろ？」


？「そうですけど？」


？「本当に………やるのか？」


？「もちろんですよ」


？「本当に……









Aを喰らうのか？？luz…。」

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