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あなたside



綺麗な純白のドレス。



初めて経験するメイク。



鏡に映る初めて見る自分。



α「お嬢、綺麗だよー!
これならどんな男もイチコロだね」




「彼氏いない歴=年齢の私にもついにモテ期か」




α「地球人は見る目がないねぇ。」




あるふぁきゅんとたわいのない会話をしていると部屋にノック音が響いた。




詩「私ですー!式の準備が整いましたので
そろそろご移動願います!」



「あ、わかりましたー。」



ウェディングドレスのように重たくなく、
タイトなドレスなので一人で歩ける。



α「じゃあ私も準備があるからまた後でね!」



「うん!」



長い廊下を歩いていると、
日が射し込む中庭のような空間に出た。
下を見てみると、たくさんの人がお城に入ってきていた。




「おお…人がめちゃくちゃいるなぁ。」




もっとよく見ようと、身を乗り出す。
その瞬間、息を呑む。




「皆、白いお面付けてる………」




キーーーン…



マイクの発する独特な音が響き渡る。




ア「はーーい、国民の皆コンニチワー
この星の国王こと、アンダーバーよー!
今日は集まってくれてありがとう
式までの時間は1階大広間でバイキングを楽しんでちょうだいねー!」




「あ、国王か。」



国王の言葉が終わると、しばらくの静寂の後
お面をつけた国民達が拳を挙げ始め



「「「アンダーバーは最高です!!」」」



そう何度も何度も繰り返し始めた。



「……??」



この星ではこれが普通なのかな。




全員、お面をつけていて表情が全くわからない。それがまた奇妙さを引き立てていた。




「「アンダーバーは最高です!!



つまらない?とんでもない!!!」」





やっぱり、ここの人たちは少しおかしい…。
被せられたお面はにこやかな笑顔が描いてある。



「「アンダーバーは最高です!!」」




なんだろ…。
頭がぼうっとしてきた。




く『この星に居たら幸せにはなれない。
だから、どうか君には逃げて欲しい。』




クプラさんに言われた言葉が頭に蘇る。




「………クプラさんを探そう…。」



私は踵を返し、走り出した。




クプラさん。
あなたの言っていたことが少しずつ分かってきたよ。

番外編 バレンタインなんだけど。→←☆



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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 夢小説   
作品ジャンル:ラブコメ
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哀原。 - 面白いかったです。これからも頑張ってください。 (2021年6月5日 20時) (レス) id: e3b3a3d5a5 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!楽しみに待ってます! (2019年6月27日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りの箱 - とっても面白いです!!恋愛系かと思えばギャグがあって笑ってしまいました!更新待ってます!これからも頑張ってください!! (2019年4月2日 16時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
サトイモ - この作品を初めて読んだのですが、突然ギャグが入るので思わず笑ってしまうときがありますwwとっても面白いですwwww (2019年4月2日 2時) (レス) id: 07800b34ff (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@センラーこたぬき - 読ませて頂きました!とても面白かったです(*´∀`*)これからも頑張ってください!クプラさんがめっちゃいい人! (2019年2月20日 19時) (レス) id: 5c4946874e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空ノ水雲 x他1人 | 作成日時:2019年1月4日 23時

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