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望side
「なぁ、流星？」
「あ？」
流星は俺の所属してるサッカーチームのOBで
姉ちゃんの同級生ってこともあってよく遊んでる
「神ちゃんのとこ行ってる？」
「うん」
「神ちゃん元気？」
「え、うん。望も行けばいいやんけ(笑)」
「いや、なんかハズくない？(笑)
姉ちゃんの彼氏やで？それに昔っからお世話になってる」
「恥ずかしいか〜
まぁ俺も最初恥ずかしかったで
だって俺、望の姉ちゃんって知らずに彼女に一目惚れした
もうほんまに黒歴史(笑)」
「俺の姉ちゃん意外とモテるんやな〜(笑)」
「そうやな(笑)」
「でももう俺公認やから姉ちゃんと神ちゃんは」
「そっかー、まぁ俺公認でもあるで」
「ならええんやけど(笑)」
「じゃあ行くか、神ちゃんの所」
「え！？」
「行きたいんやろ？」
「え、うん」
いつも２人でサッカーをする広場からチャリに乗って病院へ向かった
「神ちゃんに会うのいつぶりなん？」
「んー、入院するちょっと前に会った以来やから結構久しぶり」
「そやね、神ちゃん喜ぶんちゃう？」
「ならええけど」
神ちゃんのいる病室の前まで行くとなぜだか神ちゃんの病室が騒がしかった
沢山の人が出入りしていて
俺らはただ立ち止まってその様子を眺めるしかなかった
「え、なんかあったんかな…」
「…」
1歩1歩流星の後に続いて病室を覗く
照史くんが処置をしていたのは神ちゃんではなく�陲舛磴鵑笋辰�
「�陲舛磴鵝帖�」
�陲舛磴鵑遼気砲録世舛磴鵑�いてその横にギターが２つ寂しく置いてあった
「今日は…帰ろか……」
「うん」
俺らが入れるはずもなく
ふたりで帰ることにした
�陲舛磴鵑了�が気になって仕方がなかったけど
流星は振り返ることなく歩き続けるから俺もついて行った
それからふたりで特に会話もなく自転車を漕いで家に帰った
�陲舛磴鵝�大丈夫かな
だって、あんな必死そうな照史くん初めて見た
それに神ちゃんは泣いていた
正直最悪なことが起きたような気がして
聞きたくもなかった
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作者名：raf.
| 作成日時：2017年11月16日 21時
