オフコラボNG系VTuber 【2j3j】

神と使徒と ページ9

Aside
モリアーティ「……………良いのかい？」

『何が？』

何も無い真っ白な廊下を歩きながらそう聞いた。

モリアーティ「虚空教、君が溺愛している剣持刀也を教祖に置いている宗教だろう？殺せるのかい？」

『何も今すぐ殺せとは言われてないし、今すぐ殺すとも言ってない。そうでしょ？殺せとは言っても期間を設置しなかった。“異星の神”のミスだね』

モリアーティ「何時殺すつもりだい？」

隣を歩いていたモリアーティが私にそう聞く。

『さぁ？だって私達が殺さなくたって勝手に死ぬでしょ？“異星の神”からすればたかが100年、眠っていればすぐにくる』

モリアーティ「冷たい言い方だな…………。まぁ、我々とは違う。我々は“異星の神”が死ねば死ぬ、逆を言えば“異星の神”さえ生きていれば我々は何千年、何万年も生きる」

また歩き出そうとしたがモリアーティに手を掴まれた。

『何？止める気？私に勝てない時点で貴方に勝ち目は』

モリアーティ「君は自分が今泣いている事を知らないのかい？」

私の手を掴んでいたモリアーティの手が私の頬に触れる。

モリアーティ「それが人間なんだ、100年しか生きられない。我々だって前世はそうだったろう？」

視界がぼやけて良く見えない。

『死ぬんだよね。人間は皆』

私達の様に長生きなんてしないんだろうな、ハヤトも刀也君も。

きっと私達を置いていってしまう。

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