オフコラボNG系VTuber 【2j3j】

ろふまお 2 ページ4

Aside
『絶対行かないから』

ピッ！

ハヤトの言葉を聞かずに私は電話を切った。

けど少し悪い事しちゃったかな…………。

『マネちゃん、ろふまおスタジオ行きたいんだけど時間あるかな？』

マネージャー「案件動画の撮影ってだけでお偉いさんとかは来ないから大丈夫だと思うよ？だってこの撮影の後なんもないっしょ？予定」

その言葉を聞いて私は少し嫌ながらろふまおスタジオに行く事にした。

『なんか持ってこうかな』

マネージャー「ならケーキとかどう？この前出来た行列の出来るケーキ屋。モバイルオーダー？なら並ばず直ぐに貰えるって聞いたよ〜」

マネージャーに言われるがままケーキ屋に連絡して幾つかケーキを買っていく事にした。










『……………こんにちは』

加賀美「え！？Aさん！？」

『あ、これろふまおメンバーでどうぞ、そっちの大きい方はスタッフさんにです。すいません、タルトとかモンブランとかなんですけど良かったらどうぞ』

動画でよく見るディレクターさんにケーキの入った箱を渡した。

『ハヤト、ちゃんときてあげたわよ。私以外の子に迷惑かけてないでしょうね』

剣持「Aさん、お久しぶりです。先月会って以来ですね」

『は、刀也君久しぶり。そうだね、会ってなかったね』

ニコニコ顔で私の傍に来た刀也君の頭を撫でる。

『君は何時でも可愛いね。何処がの馬鹿ゴリラとは大違いだ』

加賀美「私にだけ辛辣じゃないですか！？けれどご安心ください。Aさんが来て下さると信じて私貴女以外には連絡しておりません。なんならオンエアで確認してください」

『………………あっそ、じゃあ私帰るから。ケーキ皆で仲良く食べてね〜。ちなみに刀也君はプリンも付けてあるからね』

さも褒めて下さいと言わんばかりの目で私を見てくるハヤトの目線を無視して他の2人の頭も撫でて私はくるりと向きを変えた。

『………………偉いねぇ、はやと。いい子、いい子』

犬を撫でるが如くわしゃわしゃとハヤトの頭を撫でて早足でその場を去った。

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