誤魔化しが神級のオタク ページ5
「お前の従兄弟を連れてきたんだ。弓に興味があるみたいでね、教えてやってくれるかい？」
「んー、いいよ。……初めまして、私は鯨吉桐。貴方の、……名前は、」
父の背後を覗き込んだ、その瞬間に、私は固まる。
ふわふわの、「白い髪」「緑色の瞳」。見覚えがあるなんてもんじゃない、うわあ三推し……え？マジモンか？CV誰だ？
「僕は西園寺羽京。初めまして」
マジモンか！？！？！？？私は同様のあまり弓を取り落としかけた。ｱｯｯｯ。落ち着け私もちつけペったん。
私は弓を両手で持ち直して、そのまま羽京と名乗った少年に渡した。
「型を、教えるね。……私より年上みたいだから、羽京兄ちゃんって呼んでいいかな」
「うん。よろしくね、桐ちゃん」
羽京(ショタ)はおよそショタらしくない大人びた微笑みを私に返す。いやおい……ｵｲｵｲｵｲｵｲ……これはヤベーぞ私、生きていけるか私。
冴え渡る新品の頭脳はいとも容易くその答えを導き出し、私にとっての最適解も同時に叩き出した。
ここは「ドクターストーン」の世界で、私は今曲がりなりにもそのキャラと関わりを持ってしまった。いや関わりっていうか、もうガチのやつだ。そこそこの血縁あるもん。ヤべーもん。
じゃあもうこっちからガンガン関わっていくしかねえな。この美貌と頭脳があればイケるでしょ！
……というような結論である。これがいいのか悪いのか、果たして私にはわからない。だがなんとなくそうするしかないと思った。何故なら──……
恐らく推測が正しいなら、この世界はおよそ十年後、石化光線によって一度滅び去るからだ。
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ももこ - めっちゃおもしろかったです！文才過ぎてガチ小説読んでるみたいでした！ (11月9日 18時) (
レス) @page20 id: 1bc8f0fbc1 (このIDを非表示/違反報告)
癒し系猫(プロフ) - 名前変換は出来ないのでしょうか? (5月29日 21時) (レス) @page1 id: 0e8640f8c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるさん(プロフ) - あやめさん» ｵﾜﾜ〜〜〜〜ありがとうございます〜〜〜〜！！！！ (2020年12月12日 20時) (レス) id: 2cc2b8ed9f (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！これからどうなるのか楽しみです！！！更新楽しみに待ってます！！！ (2020年12月12日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
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