タイムスリップ(コンビニ感覚) ページ22
目を開ける。冬島の寒い気候が肌に沁みるがそれは今関係ない。私はふう、と息を吐いて振り向いた。
背後に庇ったボロッボロのコラさんは唖然としていた。
あー、回復って応用で出来っかな。
「よう、コラソン…いや、ドンキホーテ･ロシナンテか。
あーまーまー、そう構えるな、敵じゃないから！」
まあね、だろうね、警戒されるとは思ってたよ。事前に予測してると思てたより傷つかんでいいね。
「さて、私らはお前と交渉しに来たんだよね。今ドンキホーテファミリーの団体さんがこちらに向かってる。ほら、見えるぞ」
体をずらして私の背後を見せると、たしかにそこには目立つピンクのふわふわコートが。
コラさんの息が詰まったのを何となく耳で聞きながら、私は依然ニコニコしながら背後のフラミンゴを指さした。
「アレから助けてやろう。お前もその後ろの子も死なないようにな。あと…そうだな、5分もすりゃ海軍が到着する」
「…、何が、望みだ」
ひえええええ！！！！！山寺宏一！！！！！！
私は良い声に思わず合掌しかけたがギリで留まった。
「海軍に推薦してほしんだよね」
「は？」
「お前を守ったって知れりゃ、それなりの役職には着けるだろ？…さ、選べ」
まあ死なせないけども。
そしてこの選択肢なら、明らかに「飲まない」という選択はしないだろう。
条件と報酬を比べてみても明らかにコラさんの方にお釣りがくる。
「…分かった、その条件を飲む。だから、オレとローを…！」
「よくぞ選択した！
私はA。お前らを誠心誠意守り抜いてやる。
「
私は「
つまりあちらの攻撃はこちらには届かないのだ。アンチは「〜に対する、〜に反して」アサルトは「攻撃」の意味。つまりは結界的なもんだ。
「これは…」
「悪魔の実の能力だよ。まあ、まず破られることはねェだろ。なんたって外界を「拒絶」してるんだ」
あーーーー！！疲れる！！
私はその場にごろーんと寝転がった。もちろん寝る気はない。だって解けちゃう。
てか雪つめてえ！！
「お前は、何だ？」
「何、ねえ。
私はAだよ、ただのAだ」
名字を明かすと面倒だから、名前だけを教えてやった。
私は依然笑っていた。それがちょっとだけ、彼には奇妙に映ったのかもしれない。目を逸らされてしまった。
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チェシャ - 初コメ失礼します！とても面白かったので一気読みしました！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (
レス) @page50 id: 0f9ef21394 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 最高です！！めちゃくちゃ好き！！！！続き待ってます！！！ (2022年6月4日 16時) (レス) @page50 id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月6日 14時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 最高でした！！ (2020年9月24日 12時) (レス) id: b086f2b657 (このIDを非表示/違反報告)
Lilac*@白布君＆ツッキー推し(プロフ) - 一気読みしました！更新楽しみにしてます！ (2019年7月31日 10時) (レス) id: 6500d8f78f (このIDを非表示/違反報告)
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