突然の恐怖 ページ5
演習試験当日です。
なんか私までコスチューム着させられて並ばされてるんだけどなにこれどういうこと？
「ねェ相澤ちゃん、猛烈に嫌な予感がする」
「あながち間違ってねえな。…さて、それじゃあ演習試験を始めていく。この試験でも勿論赤点はある。林間合宿行きたけりゃみっともねえヘマはするなよ」
「待ってねェ間違ってないって何怖いんだけど！」
抗議の声をあげると「黙れ」の意味を込めて睨みをきかされたので黙った。
そのまま大人しく話を聞くところによると、やはり予想通りロボとの実戦訓練を取りやめ、対人戦にシフトするとのこと。生徒は2人1組で教師ひとりと戦うらしい。
「＿＿＿で、そろそろAだけ何もしてねェのはフェアじゃねえだろ、との意見が増えてきてるので」
「マジか初耳、あれっ待ってそれ私の意見じゃね？」
「そうだ。なので校外から助っ人を呼んだ」
猛烈に嫌な予感がする。
私が嫌な予感する時って大抵当たるんだよなあ！そこは何故かまた子に似たんだよな！！血の繋がりひとつもないけど！！
ざり、と砂を踏む音がする。この足音、等間隔の歩幅、あとかすかに甘い香り。知ってるぞ、私これはよく知ってる。
錆び付いたみたいに固い首を必死で回して、ぎしぎしと振り向いた。
その姿を認めた瞬間に思わずカエルが潰れたみたいな声が出た。
「ぎっ、…銀ちゃんッ…！？」
そこに立っていたのは紛れもなく、私の慕う坂田銀時だった。
いつもみたいにぬぼーっとした顔で、決まり悪そうに頭を掻いている。
私はばっと相澤ちゃんを見た。目を逸らされた。畜生てめえ謀ったな！？
「あ〜…悪ィな、A。俺もお前と闘うのは死ぬ程嫌なんだけどよ。
報酬弾むって言われちゃったから…」
「オイイィィィ！！！何金で釣られてんだお前はァァァ！！！」
やっぱり銀ちゃんは銀ちゃんだった。
今日の夕飯デザート出してやんないからな！！！許さねえかんな！！！！
「坂田銀時…！銀魂事務所「万事屋」の筆頭！剣術の凄腕で、剣術のみで言えばヒーロー界トップと言われる…！
でもなんで竹房先輩と…？」
緑谷くん説明ありがとう。こう見ると銀ちゃんただの強い人だけど、実質ほぼニートだからな。
ヒーローとして稼いでんのほぼほぼ真選組だけだからな。
「銀時はAの保護者だよ。んで、今日こいつの事務所で暇なヤツって言ったらこいつだけだったから自動的に」
「よりによってみんな忙しい日に畜生！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1298人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
める(プロフ) - 葉隠ちゃんがラーメン食べててもうまがくれラーメンじゃんってなりました(ペルソナ) (2020年8月13日 2時) (
レス) id: 2dfaf8b0ba (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 間違っていたら、すいません。蛙水ではなく蛙吹ではないでしょうか？ (2019年10月22日 13時) (レス) id: de682292c0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ごめん、神か…実況つい…やめますん。 (2019年2月26日 23時) (レス) id: fadcb16bd0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ハリポター！そーまー！ (2019年2月26日 23時) (レス) id: fadcb16bd0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 文スト、うまうま (2019年2月26日 23時) (レス) id: fadcb16bd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
