趣味でヒーローをやってる訳ではない ページ2
「えー…君アレじゃん？頭いいじゃん？
別に私に教えてもらわなくて良くない轟くん？」
体育祭以降やたら懐かれてしまった。
轟くんはキラキラオッドアイをさらに煌めかせながら「先輩より悪いです」と。
うーん私なんかしたか…？お家騒動大変やな頑張れよ、って話したのと、あと氷回避したくらいのもんだよな？
「んっん〜…ま、とりあえず飯行こ。一緒食うかい」
「はい」
今日は親子丼食べたいな。
席を立って歩き出せばアヒルの子の如くついてくる轟くん。
なんだかなあ。厄介なものに好かれてしまった気がする。まあ事務所の面々見てると今更な感じもするが。
・
「で？何が苦手？」
「食いもんの話ですか？」
「ちゃうわ。勉強の話だよ。君割と一通り熟すタイプじゃん、苦手あんの？」
親子丼を食べる。私は上の具より先に米を食うタイプだ。だって最後に肉がないと寂しいからな。
ちなみに轟くんは冷たい蕎麦。
分かるよ、私も麺類は冷たい方が好き。
「数Aの応用と…古典の文法、あと英語の長文読解が少し」
「ああ、めんどくさいよね〜…ま、分かるとこなら教えてあげるよ。
ところで何にせよ期末の演習試験が怖いよね〜」
「先輩も分からないんですか？」
轟くんの正面に座っている葉隠ちゃんが聞いてきた。今日はラーメンかい、いいね。
ちなみに私が座っているのはいわゆるお誕生日席だ。
「んー、前年まではロボをぶち壊すだけだったんだけどね。ロボとの戦闘は実戦に近くないたらどうたらで、今年から変わるかもしんないんだって」
私の時はそれはもうすごかったよ。めんどくさくて「サイタマ」使ったからね。
ワンパンマンマジ楽。「またワンパンで終わっちまった…」ってね。オーバーキル連発しすぎて相澤ちゃんからストップ入ったもんね。
「逆に考えれば実戦に近い形になるって事だから…考えられるのは対人戦だよね」
「対人戦…！」
「またアンチが湧きそうだけど…ま、校長たそのGOサインが出たら全部通っちゃうからね。そのへん対策しといたほうがいいかも」
私は空になった丼をお盆に乗せた。
「さて、じゃあ私はお先に失礼。轟くんあとでLINEして」
「ハイ」
轟くんは頷いた。
前まで一昔前の晋助みたいな顔してたのに、今は随分穏やかな目をしている。
私は少しだけ笑って頭を撫で回してやった。
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める(プロフ) - 葉隠ちゃんがラーメン食べててもうまがくれラーメンじゃんってなりました(ペルソナ) (2020年8月13日 2時) (
レス) id: 2dfaf8b0ba (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 間違っていたら、すいません。蛙水ではなく蛙吹ではないでしょうか？ (2019年10月22日 13時) (レス) id: de682292c0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ごめん、神か…実況つい…やめますん。 (2019年2月26日 23時) (レス) id: fadcb16bd0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ハリポター！そーまー！ (2019年2月26日 23時) (レス) id: fadcb16bd0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 文スト、うまうま (2019年2月26日 23時) (レス) id: fadcb16bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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