ウシワカの妹になったけど兎に角隣の白布が可愛い。

二十五話 ページ27

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こんにちは澪佳です。部活です。

「菅原さん、サーブ十本中七本成功です。次！」

昨日も思ったけど、体育館て湿度と温度が高い。
から蒸し暑い。

Tシャツってここまで快適だったかな…

「…はい、お疲れ様でした。10分休憩入ります」

ホイッスルを吹くと、ぞろぞろとベンチの方に歩く選手の皆さん。

さて、ドリンク用意しないと。

そう思って振り向くと、潔子さんがドリンクの箱を持ってくるのが見えた。

私はそれを見て彼女に駆け寄る。

「潔子さん！ごめんなさい、任せちゃって」
「ううん。他の事殆どやってもらっちゃったから」

そんなのいいのに。

私は白鳥沢っていう強豪のマネージャーをしてた身であって、多分その手腕は他のマネさんとはだいぶ違うもので。

しかも私は小さい頃はお兄ちゃんのボール受け止める係だったので力も大分ある。

ので、まあ人よりも早く動けるし、重いものだって持てるわけだ。

から、淡々と仕事する癖がどうも抜けない。

助け合ってやってかなきゃいけないはずなんだけどなかなか難しい。

「…ありがとうございます、潔子さん」

取り敢えずお礼を言うと、潔子さんは微笑みかけてくれた。

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