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9話 ページ10

〜過去〜


私はあの時、先生に頼まれて資料を運んで帰る途中だった。

廊下が長くて面倒だったから、窓から移動して体育館の横を通って帰ろうとしたんだ。

そしたら声が聞こえた。可愛らしい感じの高い声。

気になってそこを覗き見ると、可愛い女の子に告白されてるチャラそうな奴がいた。
そう、中坊だった及川さんだ。


「及川さん、好きです…付き合ってください…!」
「…あー…気持ちは嬉しいけど…ごめんね、俺、部活で精一杯だからさ」


うわ、振りやがった…!あんなにふわふわした可愛い子を…!

私は歯をギリィした。そして確信した。

あの優男は女子の敵で、男の敵であり、そして美少女ホイホイである事を…!


「ってな感じだな」
「それただの逆恨みじゃん?」
「でも可愛い子引っ掛けといて振るとか腹立つじゃん?」
「せやな」


そんな試合中。

オレンジの髪の子にサーブ権が渡る。

ガチガチに緊張した掌からボールが送られて___

飛雄の後頭部に直撃した。


「ブッフォオ」
「ブッフォオ」


我慢するという選択肢はなかった。

私たちは盛大に吹き出した。


「後頭部ナイッサー!!!」
「ちょwww夜wwwヒィwww」


こら、草生やすな。抜くの面倒いだろ。


「…上坂ァ…」
「おい夜飛雄に目ェ付けられてる」
「ウワヤッベ逃げよ」
「無理だろ、氷嚢用意しとくわ」
「あざす」

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マイ(プロフ) - 赤葦君に一票 (2020年2月20日 20時) (レス) id: 7d8cdeb3bf (このIDを非表示/違反報告)
ンゴ - でんでらりゅーばーよく歌いました!!!未だに歌います (2019年3月3日 11時) (レス) id: d0cbd630d9 (このIDを非表示/違反報告)
lightjoker(プロフ) - アイチュウのID見てフレ申請しときました。 (2016年4月11日 4時) (レス) id: b2450b22ee (このIDを非表示/違反報告)
酢味醂 - 国見に一票 (2016年3月31日 10時) (レス) id: 929417e3c8 (このIDを非表示/違反報告)
きたにゃん(プロフ) - 国見ちゃに一票お願いします!更新楽しみにしております!頑張ってくださいね (2016年3月27日 23時) (レス) id: dabed5a637 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱる | 作者ホームページ:なしv  
作成日時:2016年3月19日 16時

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