口より先に手が出る系マネさん【ハイキュー】

8話 ページ9

「きゃー英頑張ってぇー(棒)」
「応援するならせめてもう少し心込めて」
「ファイトだよ！」
「にっこにっこにー！」


やあ、青城ベンチなうの私だ。
飛雄が今日も可愛い。


「でも私はやっぱりのんたんが好きなんだ」
「胸か」
「そうだ」
「最低かよ…」


うるせえ貧乳、と夜に返した。夜は泣きながら逃げた。

だって巨乳は皆の夢でしょ？ビバ巨乳。え、私？普通だよ？


「お前は普通より大きいくらいだよ」
「お帰り夜」
「たでーま」


ボールの音が響く。

私は目を閉じた。


「及川さん来ないねえ」
「…お前何だかんだ及川さん気にしてない？」
「いや、あの人いないと皆なんとなく覇気がないからさ」
「ああ、確かに。岩泉さんの髪の尖り加減がちょっと元気ない」
「え、岩泉さんの髪の毛そんな機能あんの？」


雑談してたら件の岩泉さんに怒られた。あっ、タオル用意しろっていうんですねはいはい。

タオルを皆に手渡して、ドリンクも手渡して、再び椅子に座って雑談再開。


「ここのバレー部って結構顔面偏差値高いよね」
「そーなのかー」
「そーなのだー」
「「わはー」」
「ほら、及川さんとか一応イケメン(設定)だしさ」
「及川さんはお前に何をしたのか」
「あれは中一の初めのことだった」
「なんか始まった」

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