口より先に手が出る系マネさん【ハイキュー】

4話 ページ5

「ドリンク重いんじゃあ」


やあ、春とはいえまだ水が冷たいね。私だよ。

ひたすら水と粉入れてガシャガシャ振るの繰り返しだったよコノヤロウ。

味の好みは北一の皆以外のは分かんないから適当！後で聞く！ごめん！


「大丈夫？」
「問題なっしん…どなたで？」


ドリンク籠を持つ私の背後から声をかけられた。

誰だ。振り向くとなんかチャラそうな人が居た。

凄い、なんか年上のお姉さまに好かれそうな人だ(個人の見解です)


「俺、二年の矢巾ね。マネージャー？持つよ」
「一年の槻Aです。マネージャーですけど持ってもらわんでいいです平気なんで」


Aちゃん必殺の笑顔で即答してやった。

だって本当に平気なんだもん…北一もこんな感じだったもん…
重いっちゃ重いけど持てないわけじゃないし…

ほんとに持てなかったら及川さんあたり使うし…

矢巾さんというらしい先輩を軽くあしらって体育館に戻った。


「ドリンクでーす、好み分かんないんで変えてほしいところあったら言ってくださーい」
「敏腕マネージャーかよ」
「敏腕マネージャーですが何か」
「タオルもありまーす！」
「ナイスタイミングか」

5話→←3話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す