口より先に手が出る系マネさん【ハイキュー】

28話 ページ30

「王様ゲームしない？」


及川さんが提案しました。私だ。

英に連行されて何事かと思ったらそんなことかよ。


「夕飯までに終わらせてくださいね及川さん」
「あれ、Aちゃんはご飯作らなくていいの？」
「今日は烏野の潔子さんやっちゃんと梟谷の雪絵さんかおりさんがやってくれてます」


雪絵さんがつまみ食いしないかちょっと不安だけどそれはいいか。
因みにここから格段に会話文増えますのであしからず。


「コスプレ各種揃ってますからね」
「えっ何で」
「お母さんの趣味です」


「じゃあ行っきますよー！」
「ノリノリじゃねえか」
「せーのっ！」

「「王様だーれだ！！！！」」

「…あ、俺」

「えっ英？英が王様ってどんな命令してくるのか全然予想つかない」
「それな」

「じゃあ3番」

「そこのヘ◯ティア(だんまち)のコスプレ」


しばしの静寂がその部屋を包む。

お母さん、恨むね。


「私じゃねえか！！！！」
「例のヒモ忘れんなよ」
「うるせえつるぺったん」
「んだと普通サイズ！！」
「残念普通よりちょっと大きいんだな！！」
「どうでもいいからはよ行け」


畜生不覚。

そして数分後。


「恥じらいよさようなら！！！」
「うわあ凄い！！」


例のヒモもきっちりつけてヘスティア様コス。

もう一度言う。お母さん恨む。


「胸元が寒い」
「わたし泣いていいかな」
「はいはいぱいおつ」
「んぐああああああ」

「ねえ英着替えていい？」
「俺のジャージ着てそのまま待機」
「寒いからありがたいけども着替えさせろよ」
「王様の命令はー」
「ぜったーい」

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