ウシワカの妹になったけど兎に角隣の白布が可愛い。second

五十四話 ページ5

「澪ちょっと付き合って♡」
「えっ」


夜も更けた頃。さて夕飯も食べたし、部屋に帰ろうとしたところ、胡桃に捕獲されました。澪佳です。
日向影山？ちゃんと来たよ。

首根っこを引っ掴まれ、抵抗も適わずずるずると。

…これはもしや、あれか？第三体育館フラグ？


「胡桃いいいい…？私どこ連れてかれてるの…？」
「楽しいとこ！」
「なにそれこわい」


そして体育館に着く。

胡桃が扉を開け放ち、躊躇いもなく踏み込んだ。


「クロ先輩ー、連れてきたー」
「おー、乙ー。コンバンハ澪佳チャン」
「うるせえですクロさん。こんばんは」
「なんか当たり強くない？」


ああ、私の予想的中…


「なんで私連れてこられたんですかね…？」
「元強豪マネージャー「白鳥の聖母」ちゃんにアドバイスでも貰おっかなあ、なんて」
「そのよく分かんない異名辞めてもらっていいです？」


てか懐かしいなそれ。

一年の頃言われたっきりじゃなかったかな。


「おー、何何、胡桃の友達！？」
「ぼっくん先輩五月蝿いデース」
「木兎さん五月蝿いです」
「ダブルパンチ！！」


あっ、居たんだ()

木兎さんと赤葦くんがいました。既に汗かいてますね。


「あ、烏野二年の牛島澪佳です」
「おう！俺木兎！宜しく！！」
「俺、赤葦。梟谷の二年。…なんか黒尾さんがごめん」
「あっ俺のせい」

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