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3 団らんの時間 ページ3
新宿駅の外…
私達は少し大きめなショッピングモールに集まっていた。
「そう言えば調べたんだけど俺らが行くビーチ、バーベキューできるらしいぜ！」
「な？！リュージ！それはマジか？！肉買うぞ！肉！」
道中で聞いた話によると…
蓮君達は次のお休みの日にみんなで集まって海へ行くつもりだったらしい。
それで皆に紹介がてら私も誘おうと蓮君が提案してくれたのだ。
海…かぁ……
記憶を失う前の私は、海に行った事があるのかな…？
「そう言えばみんなって水着あるの？」
「そりゃあ泳ぐんだからあるっしょ！」
竜司君が答える。
「ヒッシーはどうなんだー？」
双葉ちゃんが私に尋ねてきた。
ど、どうしよう……
この世界で泳ぐ…なんて事これっぽっちも頭に入れてなかったから、水着なんて用意すらしてない。
「え、ええと…あはは…」
「あれ…Aもしかして水着持ってないの？」
「なら、私達で菱田さんの選んじゃおうよ！」
「それいいわね、それじゃあ菱田さん」
ｶﾞｼｯ…
左右の腕を春ちゃんと真ちゃんに掴まれる。
これは……どっかに連行……？！
「それじゃあ菱田さんちょっと借りてくからね〜」
「えっ？！」
「あ！待ってよ二人とも〜！私もAの水着選ぶってばぁー！」
男子二人(＋双葉ちゃん)を置いて私は春ちゃん達に引きずられて行くのでした…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：カルマ | 作成日時：2020年2月21日 23時
