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20 プライベートビーチ ページ20
蓮side
BBQコーナーに向かう途中、皆で何を焼くか沢山話し合っていた。
BBQコーナーは自分達が海水浴やビーチバレーをした場所から少し距離のある所にある。
休みの日、という事もあってか家族連れや学生グループが多い。
「少し人が多くなってきたな…」
BBQコーナーに近付くにつれ、遊びに来ている人達が段々と多くなってくる。
身に付けていた腕時計(防水)を見ると、短針はお昼の時間を指している。
他のグループもBBQコーナーに向かっている様だ…
「ちょっ…流石に多くない?!」
「わ、わわ……真、待ってくれ〜」
「みんな〜 こっちこっち！」
段々と人の壁を通り抜けるのが億劫になってきた…
「おかあさん！私、海で泳ぎたい！」
「あっ、待って…───！」
丁度自分たちの近くを二つの家族連れグループが通り過ぎて行った。
「A、大丈夫か ─って…あれ。」
ふと隣を見るとさっきまで一緒に歩いていたAの姿がない。
「んお？…ヒッシー？
ヒッシーどこ行っちまったんだ？前か？」
竜司もAが居ない事に気付いたのか辺りをキョロキョロと見回している。
「ちょっA居ないの？！」
前にいた杏が俺たちが騒いでいる所に気付く。
「祐介、Aを見てないか？」
後ろにいた祐介に声をかけると─
「…ん？ Aか？ Aなら人の波に流されて行ったぞ。」
「「助けろよ！/助けなさいよ！」」
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：カルマ | 作成日時：2020年2月21日 23時
