Another-7 ページ8
「へくちっ…」
銀「おいおい、大丈夫か?
…えっきしょんっ!」
川から上がって長い間わちゃわちゃしていたので体が冷えてしまった。
くしゃみをした私達は顔を見合わせて
銀「風呂入りに行くか…」
「着替えがないです。」
銀「あー、……どうにかする。」
「その間は何なのかな?
すごく気になるのだけど?」
何だかんだで万事屋に辿り着いた私達は生乾きの服のまま上がらせてもらう。
万事屋に来たかったけどさ、こういう川の生臭い感じで訪れたくなかったなぁ…
「お邪魔しまーす。」
するとドタドタと玄関に駆け寄ってくる足音と叫び声。
新・神「「えええええええええ!?」」
耳がキーンとなった私を置いて、二人は銀さんに掴みかかる勢いで騒ぎだした。
新「いつまでも帰ってこないと思ったらアンタは何やって来たんですか!?」
神「ねーちゃん大丈夫アルか?
こんなびしょ濡れになって…。
銀ちゃんに手ぇ出されてないアルか?」
二人を追い払うように銀さんが叫んだ。
銀「どんだけ信用が無いんだ俺はっ!!
良いから風呂沸かして女物の服借りてこい!」
後で説明してくださいよっ!と叫びながら新八君はお妙さんに服を借りに、報酬は酢昆布でよろしと言い神楽ちゃんは風呂場にそれぞれ散っていった。
銀「うるさくてわりぃな。
先に風呂入っててくれ、俺はちょいと出てくる。」
家主より先に入るのは悪いと断ろうとするが
銀「源外……知り合いのカラクリ技師の所に話つけてくっから気にせずに入っててくれ。
てか、美女の使った風呂を後に使えたら最高じゃ…ヘブラッ!?」
神「さっさと行って来るがよろし。」
強烈なパンチが銀さんにめり込んで玄関の戸を壊しながら落ちていった。
「だ、大丈夫なのかい?」
流石に動揺を隠せない私は頬をひきつらせながら神楽ちゃんに聞くと
神「気にしなくて平気ネ。いつもの事アル。」
いつもの事……確かに毎回グシャアとかドゴォッとかなってたから気にしなくて良いか。
考えない方が良いと思い素直に風呂場に案内された。
シャワーを浴びていると女の人の声が聞こえた。
シャワーを止めて返事をすると
妙「私の着物を置いとくわね。
着方はわかるかしら?」
着物なんか随分着ていないのでその旨を伝えると風呂から上がったら呼んでくれと言ってくれた。
優しい←
ちなみにこの後、お妙さんが私の胸を見て一瞬般若の顔をしたのを私は見逃さなかった。
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ユウ(プロフ) - 更新まってます! (2021年10月25日 13時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 呪術廻戦とのコラボが見たいです!! (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» そんなことないですよ!恥ずかしながらうっかり見落としていたので助かりました。ありがとうございます! (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 甘栗さん» 初コメントが指摘ですいません!しかし、気になったもので……無理せず頑張ってください。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: a8882568e6 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» 変換ミスしてました!教えていただきありがとうございます。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘栗 | 作成日時:2019年8月1日 17時