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Another-34 ページ37

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフと名乗った悟の体から文字の羅列が現れた。

沖「正体を表したって訳ですかィ。」

小さく舌打ちをし、刀に力を込め直した。

新「本当に悟さんが人斬り…?

嘘ですよね、悟さん!?」

たかが数時間の付き合いだが新八は悟が悪い人には思えなかった。

何かの間違いだと思いたく必死に呼び掛けるが

チ「誰のことを言っている?

お前達のことは知らないが…。

俺の邪魔をするなら、消すぞ。」

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフは雪野悟のことを知らない様子だった。

新八達の事は全く覚えていない様子だ。

そんな調子に銀さんは

銀「お前…。

今までのこと全く覚えていないって言うのか?」

怪訝な顔をしたアントン・パーヴロヴィチ・チェーホフは口を開こうとするが

銀「っ……!!!!!

ふざっけんじゃねーぞ!!!!

さっきのお前が食った飯代返せよ!!」

新「いや、そっちかよ!!!!」

つい突っ込んでしまったがそうじゃない。

新「銀さん今シリアスな場面です。

そういうのは後にしてくださいよ。」

慌てて銀さんに話しかけるが銀さんの怒りは収まらない。

銀「関係無いね!

とんでもない金額飛ばされたんだからな!!

悪人に貸す金なんかねーんだよ!

金返せ!!」

新八は暴れる銀さんを後ろから羽交い締めにして押さえ込む。

新「待ってください。

とりあえず貴方はAさんの─」

知り合いなんですよね?

そう聞こうとするとアントン・パーヴロヴィチ・チェーホフの目付きは険しくなった。

チ「お前達はあの忌々しい女の関係者か…。

丁度良い…。

あの女の見せしめとなってもらおう。」

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフが手を上に翳すと再び文字の羅列が現れた。

手元には刀が握られている。

銀「めちゃくちゃ険悪な雰囲気なんだけど?

もしかしてAと敵対してる感じ?」

新「僕達Aさんの敵を助けてたってことですか?」

やっべええええええ!!!

やっちまった!!

二人は冷や汗が止まらない。

沖「Aって太宰の姉御のことですかイ?」

新「知ってるんですか!?」

沖「知ってるもなにも、あの人この男に襲われて安否不明の行方知らずになってますぜィ。」

衝撃発言に二人は凍りついた。

新「え、てことは…?」

銀「同業者(?)のAが居ないから絶体絶命って感じ??


嘘だろおぉぉおおおおお!!???」

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ユウ(プロフ) - 更新まってます! (2021年10月25日 13時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 呪術廻戦とのコラボが見たいです!! (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» そんなことないですよ!恥ずかしながらうっかり見落としていたので助かりました。ありがとうございます! (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 甘栗さん» 初コメントが指摘ですいません!しかし、気になったもので……無理せず頑張ってください。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: a8882568e6 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» 変換ミスしてました!教えていただきありがとうございます。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘栗 | 作成日時:2019年8月1日 17時

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