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Another-31 ページ34

とある食事処で、いくつものたいらげられた皿が積み重なっている。

その光景を銀さんと新八は頬をひきつらせながら見ていた。

銀「なぁ、ツケで誤魔化せるか?

これ?」

新「僕払えませんからね?」

ヒソヒソと代金の支払いを擦り付け会う事数分後、食べ終わった青年は満足そうに腹をさすった。

「満足満足。

あ。すみません、無一文の俺にご馳走してくれるなんて…。

本当に助かりました。」

ナプキンで口元についたソースを拭う彼に新八は今さらながらに質問をした。

新「凄い食べっぷりですね…

あの、お名前は?」

食後の茶を啜っていた彼は湯飲みを置き、背筋を正して挨拶を始めた。

「自分は日本生まれの日本育ち雪野悟、29歳です。

名刺は…って今は無いんだった…。

あー、中小企業に働くサラリーマンです。」

頬を掻きながらはにかむ悟に

銀「おいおい、嘘つくんじゃねーよ。

明らかに外国人じゃねーか。」

悟はその切り返しは初めてですよと言って笑った。

その後の話もなんだか此方と悟の認知がおかしい。
思いきった新八は鏡になりそうな窓ガラスの反射を利用するために指を指した。

新「悟さん、あちらを見てください!」

素直に窓ガラスを見た悟はポツリと呟いた。

悟「…誰?」

窓に映る自分を見て二人の言いたいことがわかったのかピシリと固まった。

悟「えあえええうえええいえええええあ!?」

窓に映る自分に近づきながら奇声をあげる悟に銀さんはあわてて羽交い締めにし、新八は店員と店の客に頭を下げて謝罪を始めた。

銀「わかんねーけど落ち着け!!

でもって新八は何しでかしてくれてるんだコノヤロー!?」

新「こんなことになると思わなかったんですよ!」

一旦を座らせお茶を無理矢理飲ませたら少し落ち着きを取り戻した悟は頭を抱えて遠くを見始めた。

悟「嘘だろ?

だって俺の顔は年のわりには童顔だったけど新八君みたいな平凡顔だし?

目は連日徹夜続きでまぁ銀さん並みに死んでたけど?

ここまで別次元的なイケメンになってると思わないじゃん?

何?

新手のイジメ?

後少しで彼女いない歴30年突入するから魔法使いになれるって楽しみ(自棄)にしてたけど、これは失礼すぎだろ!?!?」

新「失礼なのはあんたの方だ!!!!」

銀「すみませーん、そこのおねーさん。

何かバールのようなものありませんかー?」

新「それは駄目です銀さん!!」

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ユウ(プロフ) - 更新まってます! (2021年10月25日 13時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 呪術廻戦とのコラボが見たいです!! (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» そんなことないですよ!恥ずかしながらうっかり見落としていたので助かりました。ありがとうございます! (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 甘栗さん» 初コメントが指摘ですいません!しかし、気になったもので……無理せず頑張ってください。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: a8882568e6 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» 変換ミスしてました!教えていただきありがとうございます。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘栗 | 作成日時:2019年8月1日 17時

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