Another-30 ページ33
新「銀さん！
早くしないと怒こられますよ！！」
新八にどやされながら銀さんは万事屋から出ていく。
新八は銀さんの後ろを追いかけながら依頼について説明していると
銀「何だあの人だかりは？
デジャヴなんですけどー」
人だかりというよりは横目でチラチラと覗き混んでいる感じだ。
一体何があったのだろうか？
苦笑いしながら新八は人だかりを目を凝らして見ている。
すると驚きの声をあげた。
新「無駄に発音良いですね…
ってあれっ！？
大変です銀さん！」
ただならぬ声に銀さんが人だかりに走って駆けつけるとそこには
銀「オイオイ、大丈夫かよ？
ったく、何してんだよマダオ。
焦らせんなって。」
銀さんは鼻をほじりながら呆れたように肩をすくめるが
新「違うだろ！！
明らかに行き倒れでしょーが！
一寸、大丈夫ですか！？」
新八はツッコミながら路地からうつ伏せで倒れている常磐色の髪の細身な男を揺さぶり声をかけた。
男の全身には傷があり、服は所々破けている。
銀さんは訳ありだなと男を観察していると男の瞼が微かに動いた。
新「大丈夫ですか？
わかりますか？」
男の目がゆっくりと開いた。
暫くぼんやりしていたところに銀さんは男の目線に屈んで
銀「おい、一体何があった？
いや、その前に病院か？」
銀さんと目が合うと、驚いた表情をした。
そして新八を見て、何度も瞬きを繰り返した。
新「あ、あの、言葉わかりますか？」
怪訝そうに新八が声をかけると常磐色の髪に
"黒い"瞳の男はわなわなと震えながら後ろに後ずさった。
そして
男「えええぇえぇえぇ！？！？
ちょっ、うぇっ！？
まっ、嘘でしょ！？」
明らかに気が動転している様子で此方を指差した。
男「いやいやいや、無い、無いわー。
あり得ないって、うん。
最近の仕事で徹夜が続いたから頭いかれたかな？
銀魂のメインキャラの二人がいるなんて…夢じゃなかったら俺、相当イタイ奴だよな！」
新「お、落ち着いて下さい！」
新八が心配そうに一歩前に近づくと男はヒッと言って更に後ろに下がった。
そんな男の様子を見て銀さんは新八を手招きして呼ぶ。
新「どうしましょう銀さん…」
銀「どうするもこうするも、見なかったことにして依頼に行くしかねぇだろ。」
肩を組んでヒソヒソ話をする二人を見て男は二人に届かない声で呟いた。
男「頬をつねっても痛くない…。
本当に彼等は本物の銀さん達なのか…？」
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ユウ(プロフ) - 更新まってます！ (2021年10月25日 13時) (
レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 呪術廻戦とのコラボが見たいです！！ (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» そんなことないですよ！恥ずかしながらうっかり見落としていたので助かりました。ありがとうございます！ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 甘栗さん» 初コメントが指摘ですいません！しかし、気になったもので……無理せず頑張ってください。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: a8882568e6 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - クレハさん» 変換ミスしてました！教えていただきありがとうございます。 (2019年11月21日 21時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘栗 | 作成日時：2019年8月1日 17時
